鬼滅の刃無限列車公開記念!!
2020.11.21
はい!!1ヶ月ちょいぶりの更新ですね。さて、まずは鬼滅の刃無限列車編公開おめでとうございます!!!管理人は舞台挨拶ライビュ付きの上映を2回観ました。
展開が分かってるので覚悟をして行きましたが、予想を遥かに上回る作品となっていて驚きましたね…。呼吸を忘れて見入りました。瞬きすら惜しいと思うほどその繊細さに息を飲み、大胆な呼吸技に目を見張り、笑いもあり、このあとの展開を知るからこそ「そっちに行かないで」とその背中に届かない声をかけ、悔しさに拳をぐっと握り、享年20歳というあまりに短い生涯を悲しみ、それでも彼の生き様を美しいと思い、そして託された希望達をそっと鼓舞する。
あの短い時間で感情が何度も大きく揺さぶられました。
さて、管理人の感想はここまでにしておいて(笑)早速、タイトル空欄の理由と本編の伏線についてお話していきます。今回はかなり長くなりますので、お付き合い頂ける方は適度に休憩を挟みつつお楽しみください。管理人もポチポチと地道に文章を打つため、指を酷使しないよう適度に複数回に分けて打っていきます(笑)
・タイトルが空欄の理由
トップページをご覧になって「あれ?」と思われた方もいらっしゃるのではないのでしょうか。作品を読むにあたっておそらく、どなた様も確認されるでしょう。家で言う玄関のような存在であるタイトルが無く空白となっている理由は、夢に時間という概念が無い為です。勿論現実の時間が止まることは無いのですが、夢はある意味「無限」。何処と無く朧気で何がどうなっているのかよく掴めない不安定さを醸し出そうと思いました。そして夢の終着点、つまり現実世界に戻った時……本編の最後にタイトルが現れるようにしました。
炎夢(えんむ)は、「無限」列車で「魘夢(えんむ)」と戦った炭治郎と、現実では故人なので「夢」の中でしか会えない「煉獄さん」という2人と1人の鬼を表す意味を込めています。
・本編の伏線
さて、ここからは怒涛の伏線回収です(笑)まぁ壮大ではありませんが、本編とこの日記を読み合わせて頂くと分かりやすいかな?と思います。もし管理人の語彙力が低すぎて理解が難しいようでしたらすみません(笑)
『煉獄さんの継子になって………数ヶ月。任務の合間を縫ってわざわざ俺のために稽古をつけてくれている。』
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炭治郎が「数ヶ月」と言葉を濁したのは、夢の中のため、正確な数月が曖昧で思い出せない(分からない)からです。ここでこの後の展開を読み解けたという方は凄いです…。是非アシスタントになって頂けませんk(((((殴
『 「竈門少年」「……?はい。何ですか煉獄さん」常に情熱を絶やさない煉獄さんが発するのは珍しいと思うほど、穏やかな声だったから、反応が遅れてしまった。』
↓
猗窩座との激闘を終えた煉獄さんが炭治郎に話しかけるあの時をイメージしました。今回の作品は映画のこのシーンから思い立ったものです。もし、煉獄さんの死が訪れることなく、炭治郎が煉獄さんの継子になってたら…と。きっと良い師弟関係になっていたと思います。炎の呼吸と水の呼吸…この2人の合わせ技も見てみたかったものです。炭治郎の反応が遅れたのは、無意識にあの時の情景を心の奥底でひっそりと感じていたからかもしれません。
『 善逸と伊之助、そして禰豆子の穏やかな匂いが鼻を掠める。どうやら3人はぐっすりと眠っているようだ。』
↓
管理人が思うにこの短い場面で盛大にネタバレをした気持ちです(笑)ここで炭治郎が嗅いだ匂いは夢の世界では無く、現実世界にて、傍で寝ている3人です。「鼻を掠める」……どこか遠くから何となく匂いがするという朧気な表現をして、夢と現実を曖昧にしておりますが、お話が進んでくるにつれてここは夢であることが段々と炭治郎の中に意識づいて来ています。
『「こうやって2人きりで話してみたかったのでな!何よりだ」「……あれ?そうでしたっけ?前にも煉獄さんと2人で話したことがあったような……」
頭に霞がかかったような、妙に朧気(おぼろげ)で容量を得ないこの感じ。』
↓
こちらも同じく猗窩座との激闘を終えた煉獄さんが炭治郎に話しかけた時のことです。もし思い出したらこの幸せな時間が終わってしまうからと、無意識に本来の記憶を拒絶したのでしょう。
『 「そういえば、どうして俺を継子にしてくれたんですか?何でだかその時の事がよく思い出せなくて…」「……細かいことは気にするな。竈門少年はこれからもっと強くなる!そう確信したからだ」』
↓
本気で言ったのか勢いで言ったのか定かではありませんが、無限列車にて煉獄さんは炭治郎に継子にならないか、と声を掛けていました。そしてそれは炭治郎の記憶にはしっかりと残っています。つまりこの場面で、「無限列車の中で竈門少年に継子にならないか、とスカウトしただろう?」と本来の切っ掛けを切り出すことは出来ません。炭治郎が無意識で創ったこの夢(生存している煉獄さん)と本来の炭治郎(この世に煉獄さんは居ない)という記憶にズレが出てきてしまうので。後の「細かいことは気にするな」というセリフでうやむやにしています。すでにこの時点でここが現実では無いと気付いています。ただ、まだ受け入れられないだけです。
…下手くそな説明ですみません…。上手く言えぬ……。
『 禰豆子たちの匂いはこんなにもはっきりしているのに、この人からは何の匂いも無い。「それは、君が、ここが現実ではないと無意識に気付いているからだ」』
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炭治郎がハッキリと夢であると自覚した瞬間です。この後の煉獄さんのセリフは、炭治郎が創った創造物なのか、それとも煉獄さんの魂が炭治郎の夢に宿ったのか……。
『 「…すみません、煉獄さん。俺、帰ります。みんなの元に」「…………そうか。うむ!それで良い」』
↓
ここで立場が一瞬だけ逆転しています。前を向く決意をした炭治郎と、そんな炭治郎の背中を押しつつも、ほんの少しだけ気持ちが揺らぐ煉獄さん。炭治郎の創造では無く、煉獄さんの魂が炭治郎の夢に宿っているという執筆の仕方をしました。そっちの方がロマンチックといいますか…離れていても繋がっていて欲しいなぁという管理人のただの願望です。
『 「きっと、とても大切なことだったんだ」せめて、この優しく燃え上がる想いだけは忘れないように心に刻みつけて強くなろう。』
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夢は覚めたら忘れてしまうもの。覚えてはいないけれど、感じたこの想いだけは忘れないように。彼の遺志は確かな形で受け継がれています。
『決意をその胸に。』
↓
映画の主題歌「炎」にて「決意を餞(はなむけ)に」を変化させてこの形になりました。餞は失ったあの時にしているので、それを胸に進んでいくという思いを込めて、最後の締めの言葉となっております。
・最後に。
冒頭
「目を覆いたくなるほど眩しい太陽が大地を照らす。一点の陰もない猛暑の中でただひたすらに日輪刀を振るう。」
最後
「目を覆いたくなるほど明るい月が大地を照らす。一点の陽もない静かな地で、馴染み深い匂いが近くにあるのに気付き、目を向けた。」
お気づき頂けましたでしょうか!?管理人が1番気づいて欲しいなぁと思っていた言葉です!!!昼間(夢)と夜(現実)の比較を同じ言葉を添えて執筆たのですが……
…………あのですね。これ是非気付いてくださいまし……。この2つの言葉、とある2人をイメージしてもいるのです……。眩しい太陽…つまり「日」と、明るい夜…「月」。ただひたすらに日輪刀を振るう「日」と、静かな地に佇む「月」。言いたい!!言いたいけどこれ以上はネタバレになる!!兄妹である炭治郎と禰豆子、そしてもうひとつの哀しい兄弟……もうこれほぼ言ってますね答え(笑)そうなんです、アレです。(ハッキリ言えない)もうこれ以上は言いません察してくださいそして感じてください(笑)
はい!!!!!ということで(雑なまとめ)今回は長々とお付き合い頂きありがとうございました!!!!!解説下手くそすぎて伝わらなかった部分がありましたら大変申し訳ございません!!!こちらの作品、もはやあっちこっちで話題になっているので、もはや説明いらずですが、本当に素晴らしい作品だと思います。ただ単に敵を倒して勝ったわーい終わりー!!ではなく、敵にも敵なりの深い事情(一部とんでもない奴もいますが)があって、鬼であることに苦しむ人もいて…憎むべき存在なのに憎みきれない…まさに日本一哀しい鬼退治、ですね。まだ触れたことの無い方は、もしよろしければ触れてみて頂きたいです。たまたまブームの波に乗っておりますが、そういうお世辞抜きで素敵な作品です。自信を持ってお勧めします。
さて、鬼滅の刃の執筆はここで一区切りとなります。今年もあと僅か。もうひとつ更新出来るかどうか正直怪しいですが(笑)これからもゆっくりのんびりと更新していきますので、もし宜しければ何度でも覗きに来ていただけると幸いです。
それでは、またお会い出来るのを楽しみにしております。
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