2010.11.28 Sun 17:11

D灰のティキと創作っ子のアディロスのお話。

アディロス→『』
ティキ→「」



「紅華。」 

『今は、アディロスだ』

「紅華は捨てたの?」

『必要ないからな』 

「俺が知ってる紅華はもういないの?」

『紅華は死んだ。
僕はアディロス・カーストだ。』 

「俺は、紅華が大好きだよ。今でも…これからもずっと。」 

『言うな。もう…戻れない。』

ティキは、アディロスを優しく抱き締めた。 

「戻りたい?」

『…。』

「俺は戻りたい。
紅華と毎日を過ごしたあの頃に。」

『ティキ…』

「なんで、紅華がエクソシストなんだろうね
なんで敵なんだろうね」


『…うるさい。少し黙れ。』

アディロスはティキを黙らせる為に口を塞いだ。

「っ…珍しいね、紅華からキスなんて。あの時は恥ずかしがってたのに」

『今日だけだよ。
…もう、行かなきゃ。』

「少年が呼んでる?」

『そうみたい。
じゃあね、ティキ・ミック』

「バイバイ、紅華。」

『次会ったときは、殺す。』

「俺も、それが互いの運命だからね。」

『じゃあ』




「『さよなら。』」

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