新学期。
2011.04.11 Mon 20:32
地震から今日で1ヶ月経ちました。
今日からはじまった学校では、地震の起こった同日時、約1分間の黙祷をしました。
あの日からもう1ヶ月なのかと思うと、とてもあっという間の1ヶ月だった気がします。今もテレビには地震に関する内容が溢れ、余震や放射能に畏れを感じながら毎日生活をしなければいけない。こんな状況がそう感じさせるのかもしれません。
この恐怖を間近で受けている被災地の方たちにとっては本当に大変な一月だったことと思います。
地震のあった当日、私は家に一人でいました。震度3くらいの地震はたまに起こるような地域なので、揺れはじめは今回も少ししたら収まるだろう、くらいに考えていました。しかし、一向にその気配が感じられず、怖くなってベランダまで逃げました。
私の住んでる市内は震度5弱(強?)でしたが、地震による被害は(被災地に比べたら)そこまで深刻なものはなく、当日はずっと停電していたものの、電気は次の日には復旧しました。
ただ、停電のせいでテレビが見れず情報が携帯のネットくらいしかなかったので、電気が戻って、被害を映像ではじめて見た時には愕然としました。
まさかこんなにも大きな地震が身近に起こったなんて思いもしていなかったし、津波の影響の大きさも映像によって目にするまでこんなに恐いものだとは知りませんでした。
中でも、まるでゴミのように家や車が次々と流され、波が引いたあとにはそれらは跡形なくなってしまっている映像はとても衝撃的でした。
はじめの頃は、食料の買い溜め、交通機関の運転見合わせによる帰宅難民、ガソリンスタンドの長蛇の列などの人災も酷く、それらは実際に目前で起こっていたこともあって、これにもまた大きなショックを受けました。
地震と津波で阪神淡路の何倍もの被害となってしまった今回の震災。被害は広範囲に及び復興作業もほとんど進んでおらず、また今だに大きな余震が続いています。それに加えて福島原発からの放射線漏洩。
今も被災地で生活する人の気持ちを考えると、その悲しみや恐怖は計り知れません。
なんとなく自分の拙い文で今回の地震のことを書いたら、その深刻さが薄くなってしまう気がしてずっと日記が書けませんでした。(ほとんど人に見られることは無いのですが…自分の気持ち的な面で;)
でもまた以前と同じ生活を送るためには、過去を振り返りつつ、少しでも1日前より良い状態にしていこうという気持ちが大切だと思うのです。
私は募金くらいしか出来ていないのが実状で、自分の無力さを痛感していますが、しかし、毎日を普通に、今まで以上に一日一日を噛み締めて過ごすことも被災地から離れた私たちにとって簡単にできる復興の一手段だと思います。私たちが暗い気持ちのままでいても、意味がないし、被災地へのエールも送ることはできません。
今日から新学期。
勉学にバイトに人間関係そして就活…新たな気持ちで頑張りたいです。
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