おたのしみは明後日
 2010.04.03 Sat 00:00

「よし」

きっちりと時計の長針と短針が重なったのを確認してから、隣のアフロに手を伸ばす。

「誕生日おめでとう、ブルック」
「ありがとうございますヨーキ船長」

ぺこりとお辞儀をした相手はさっきからずっと眉を下げっぱなしだ。

「…でも…、わざわざ見張りに付き合わなくても」
「しつけェぞいいだろうが、おれが付き合いたいから付き合ってんだからよ」
「…あとアフロもふりすぎです」
「気にすんな」

ニッと笑ったら「まあ…慣れてますけど」とかなんとかぶつぶつ呟いた。

「明後日には島に着くし、宴会とかはそん時だな」
「ヨホ、楽しみです」
「悪ィな、今日出来なくて」

ぽふぽふ叩いて頭から手を離すと、

「それこそ気にする事じゃありませんよ」

お祝いして頂けるの、とても嬉しいです。

そう、幸せそうな笑顔で言われたもんだからうっかり我慢出来なくなってがばりと抱きついた。
小さい奇声が聞こえた気がする。

「ちょ、ちょっとなんですかいきなり!?」
「………ブルック」
「…ハイ」
「明後日覚悟しとけ」
「え」

とりあえず今は離せそうにないからぎゅうっと腕の力を強めた。





骨氏お誕生日おめでとう!!!
取り急ぎでサーセン!

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