オマケ小説
2014.10.01 Wed 11:30
ゼルダ無双ついに黒の魔女軍団プレイアブル化来ましたねぇ!!
私ウィズロさん推しなんで嬉しいです
ウィズロさん指輪赤だと思ったら青なんですね!!びっくりだよ!!
あ、ヴァルガさんもシアさんもすきですよ
と言う事でおめでとう記念のウィズロ×声の出ない少女の小説どうぞ
オチの方かなり雑ですがそれでも良ければ読んでくださいwww
あとウィズロさん口調わかんねwww
お父様から指輪を頂いた
それは蒼く鮮やかに輝く宝石がはめ込まれた美しい指輪だった
私は一目で気に入り、父に全身を使ってありがとうを表現した
指輪を頂いた次の日、もったい無くてなかなか指輪をせずにいたら何処からか小さな声が聞こえてきた
多分外の音だろう、ここには誰かが来ることは滅多に無いのだから…
また数日が経ち一回ぐらい指輪をはめてみようかと思い指にはめてみる
指輪はぶかぶかだった
「おい、聞いているのか?」
鮮明に聞こえる声
おかしい、ここには滅多な事がない限り誰も来ないのに
「ここだ、ほらお前のつけてる指輪」
指輪に目を落とすが特に変わったこともない
気のせいだろう
「ゲヘヘッ、気のせいなんかじゃねぇよ
あぁそうだ、お前喋れなかったんだっけな」
この指輪は何なのだろうか、という疑問以上に誰かと会話をしているという喜びがその時勝っていた
(ねぇ指輪さん、貴方私の考えてる事が分かるの?)
「そうだとも
あぁそうか、オマエにとっては初めての会話ってもんだもんなぁ」
(誰かと意思疎通をするのってステキね!!
ねぇ指輪さん、貴方一体何者なの?)
「オマエ全然驚かなくてつまんねぇな…
俺は指輪以外の何者でもねぇよ
まぁただ所有者からちょーっとばかし魂とか魔力とかもらってるけどな」
まるで笑っているかのようにカタカタと指輪が動いた
(た、魂?私を殺す気なの…?)
「いや、気が変わった
オマエ面白そうだからオマエが死んだ時に魂もらうぜ」
(やっぱり魂は欲しいの?)
「当たり前だろ
ま、その代わり死ぬまでの間オマエの話し相手にでもなっててやるよ
ゲヘヘッ」
(うふふ、ありがとう指輪さん)
「へっ、俺のためにもさっさと死ぬんだな」
月日は流れ、少女は初めてのトモダチのお陰で明るく可憐な女性へと変わっていった
そしてある日、女が街へ出かけた時だった
(ねえ、今日は薄暗くて嫌な天気ね)
「そうだな、でも俺的にはジメジメして心地いいぜ」
(指輪さんってば…)
そんな世間話をしている時だった
(!? 指輪さん!!)
ひったくりに会ったのだ
指輪がぶかぶかだった所為もあるのかスルリと取られてしまった
その後の女は酷いものであった
唯一のトモダチを無くしたショックで部屋に閉じこもってしまったのだ
父は不憫に思い、女の20歳の誕生日プレゼントに鮮やかで深みのある紅い指輪を贈った
女の涙は止まらなかった
その夜、女は父からもらった指輪を横に1人泣いていた
(私が、私がキチンと持ってなかったから…そしたら盗られることなかったかも知れないのに…)
後悔の念に押しつぶされそうになる
あれから一ヶ月、オークション会場や警察にまわっても見つからない
ホロリと涙を一筋流した時だった
「そんなに寂しかったのか」
不意に後ろから声が聞こえた
すぐさま振り向くとゆったりとしたローブを纏った何かがいた
(…その声、指輪さん…なの??)
「それ以外誰だって言うんだ
それともお前はたった一ヶ月ぽっちで友人の顔を忘れるのか」
顔の見える部分から大きな一つ目がニヤニヤしているのが見える
そんな悪態なぞ気にもとめず女は抱きついた
「お、おい」
(お帰り指輪さん…
ごめんね、ごめんね…私がもっと注意してればこんな事ならなかったのに…!!)
「別にいいさ
ま、そのお陰で指輪の殻から出ることが出来たしな」
(!!
そうよ指輪さん!!貴方何があったの!?)
「あー…あの後魔女の手に渡って魔法で実体を作ってもらえたんだ…」
(そうだったの…え、じゃあもう指輪さんに会えないの!?)
「そうなるな」
(嫌…嫌だよそんなの!!)
まるで子供のように嫌々と喚きながらポロポロと大粒の涙を流す
「ゲヘヘッそんなに離れたくねぇのか」
(…当たり前じゃない)
「んじゃ、行くか」
(え、きゃっ!?)
ローブの中から出てきた大きな手に捕まれ女は空を飛んだ
(指輪さん!!??)
「オマエも行くぞ」
(な、何で?)
「オマエの喉にかかってる呪いを解いてやれるかも知れないからな、ついでだついで」
(え…)
「ゲヘヘッ、トモダチ、だからなぁ」
(ありがとう指輪さん…)
「それとオレの名前はウィズロだ
魔女からもらった名前だがなぁ」
(あらそうなの
ありがとう…ウィズロ)
「別に、ただオマエの声を聞いてみたいっていう好奇心だからな」
(ウィズロ、貴方ツンデレなの?)
「落とすぞ」
(わああやめてっ!!)
魔女の屋敷に美しい歌声が響くのはそう遠くはない…
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