名前は一番短い
呪だ。
あの時きっと俺はお前に
呪をかけた。
だからのばした
指を掴んでくれた。
まっすぐな
瞳で見上げて
笑ってくれた。
眠る昌浩の顔に、
十二年前初めて見た嬰児の
無邪気な瞳が重なる
本当に、小さな手だった
恐る恐るのばした
紅蓮の指を掴んで
嬉しそうに、笑ってくれた
何年経っても変わらずに、
笑って。
お前はそうやって、
手を差し伸べてくれるんだ
『夢』『憧れ』『偽り』の世界
『現』の世界
『ココロ』のなか
『癒し』の空間
合計:
今日:
昨日:
お前は、お前も知らないところで。俺に光をくれたんだ。