照美とイカロス
 2011.10.11 Tue 02:01

※色々とマジで注意。マジで
 深夜のノリだから悪気はないの









アフロディ「突然だけどここでイカロスにシルエットク―イズ!三択問題だよ」

イカロス「えぇ……」

アフロディ「今日もベンチを暖める気満々だね、イカロスは」

イカロス「すみませんでした」

アフロディ「うん、じゃあ早速行くよ!次の選択肢A〜Cの中から、"いが栗"を当ててみてね」

イカロス「何故いが栗」

アフロディ「AとBはこれ、ほら。そっくりだろう?」

イカロス「むぅ…片方はウニだろ」

アフロディ「シルエットだから両方そっくりだよね、黒いし刺々しいし」

イカロス「まあ、パッと見わからないな」

アフロディ「ふふ、そうだろう?そっくりだ」

イカロス「…ん?そういえばさっき三択だと言っていなかったか?」

アフロディ「言ったね」

イカロス「Cはどれだ?どこにある」

アフロディ「……」

イカロス「?」

アフロディ「気が付かないのかい…?ボクのすぐ近くに居るのに…」

イカロス「……は…?」

アフロディ「ほら…ここに」

イカロス「…何故オレの肩を叩く」

アフロディ「まだわからないのかい?選択肢Cは…君なんだよ、イカロス」

イカロス「」

アフロディ「名前だってそっくりじゃないか、イガグリとイカロス」

イカロス「馬鹿にしてるのか、いや完全に」

アフロディ「何が言いたいんだい?イガグリ」

イカロス「ああ、完全に馬鹿にしてるな」

アフロディ「イガグリみたいな顔してるじゃないか」

イカロス「どんな顔だよ」

アフロディ「ベンチを暖めるイガグリ…ふふ、美しいね」

イカロス「詩的ではあるがもうそれ完全にオレを馬鹿にしてるのを通り越した、ただの悪口だよな」

アフロディ「それに…なんだっけ?君がシュートを決めた時のセリフ」

イカロス「"オレは空をかける!"」

アフロディ「そう、それさ…"オレはモンブランの上に乗ってる黄色い栗になる!"って聞こえるんだよね」

イカロス「いやいやいやいや」

アフロディ「もう本当に聞いていて恥ずかしいんだよ、イガグリ…」

イカロス「……いや、イカロスな」

アフロディ「ポセイドンもさ、"あんな栗じゃゴールを守れっこない"って言ってるんだよ」

イカロス「だからオレは毎回ベンチなのか……じゃなくて、じゃあどんな栗ならゴールを守れるんだよ…大きい栗なら良いのかよ、って問題はそこじゃなくてさ、」

アフロディ「そして…極めつけはイガグリのシュートが止められた時のセリフ」

イカロス「……」

アフロディ「言ってみてよ」

イカロス「……"イカロスの翼は散るさだめか…"」

アフロディ「うん、それだ」

イカロス「どうせまた"イガグリのトゲは抜かれるさだめか"とか言うんだろ?いい加減に」

アフロディ「本当に恥ずかしいよ」

イカロス「やっぱり」

アフロディ「"翼は散るさだめか"、って一体何だい?厨二にも程があるよ」

イカロス「それはちゃんと正確に聞こえてるんだな…うわなんかすごく恥ずかしい」

アフロディ「イガグリに翼なんてないよ」

イカロス「そこか─…」

アフロディ「必殺技もさ、本当に止めてくれないかな」

イカロス「もう許してください、オレの悪口を言わないでください」

アフロディ「ジ・イガグリ!…意味がわからない」

イカロス「オレも意味がわからない」

アフロディ「…とにかく、選択肢Cは君だよ、イガグリ」

イカロス「」

アフロディ「さあ…答えを出してもらおうか、」

アフロディ「正解だと思ったもの…つまりいが栗だと思うものを答えてくれ」

イカロス「」

アフロディ「さあ、答えは」

イカロス「……」





イカロス「C……」

イカロス「……オレが…グスッ…いが栗…です…だから…もう…許し」

アフロディ「ブッブ―、答えはBだよ!ちなみにAは採れたてのウニでした!」





───





イカロス「という夢を見て泣いた」

アフロディ「…」

イカロス「……」

アフロディ「………」

イカロス「そんな顔をしないで…何か言ってくれ」

アフロディ「…」





アフロディ「美しくないね、例え君の夢の中だとしても…ボクがそんな問題を出すなんて」

イカロス「そこかよ」










僕のイカロスは今日も元気です。いが栗なんかじゃないです。

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