8…【続き】※18禁
 2009.12.09 Wed 22:25
【続き】



「もしもし、はい・・・村井です」

と私が携帯に出ると受話器の向こう側で変な息のような音が聞こえた

『え!!?悪戯電話?
携帯で・・・?』普通の電話なら不特定多数の人に知られる為、悪戯電話が掛かってきてもおかしくないが私が住むアパートには携帯電話以外電話はなかった

携帯の受話器の前で首を傾げた
私の携帯電話の番号を知る人は数少ない…例え、会社の人が私の番号を知っていたとしても用もないのに掛けようとする人はいないだろう

「あの・・・何方ですか?」

と聞き直すと

「くす・・・つれないなぁ・・・夏華
君のアパートの前まで来ているんだ・・・ドア開けてくれるかい?寒いんだ」

『しょ、翔さん!!?』声を聞いた瞬間、私は目を見開き固まってしまった…携帯を持つ手に力が入らなかった

「ん!?どうしたんだい・・・夏華
早く開けてよ夏華・・・凍え死にそうだよぉ〜」

「あ・・・あの・・・……」

と言葉にならないことを言う私の電話先で彼の含み笑いが聞こえ

「くす・・・もしかして僕に帰れ・・・て言う気かい夏華?」

「い、いえ・・・す、少し待ってて下さい・・・片付けますので」

と受話器を切ろうとすると電話先で

「いいよぉ・・・そんなの、散らかっていてもいい・・・早く入れて夏華ぁ」

『・・・っ・・・』小刻みに震えうまく歩く事が出来ない足で私は、小さなアパートの玄関まで歩いて行った彼が待つドアを開ける為に

「い、いらっしゃい・・・しょ、翔さん」

私はパジャマの上にカーディガンを着て玄関に出た
玄関先に立つ彼はパジャマ姿の私を舐めるように眺め見つめた

「あ、あの・・・何か温かい飲み物でも・・・飲みますか?」

としどろもどろで言う私に彼は微笑みを浮かべ

「くす・・・いいよ・・・夏華、そんな気を使わなくっても・・・それより」

と彼が言った瞬間、私は彼によって押し倒されていた

「しょ、翔さん・・・」

目を見開き強張る表情を浮かべる私に彼はニヤリと笑みを浮かべ

「夏華に部屋に入れて・・・と訴える僕を直ぐに部屋の中に入れてくれなかったから、冷えちゃった・・・
夏華・・・責任を持って君の身体で暖めてほしいんだ・・・いいだろう」

と言って私の唇に唇を重ねた
彼のkissは一度離れた後再び重なり…当たり前のように私の舌と舌が絡める

"クチュクチュ…"私と彼が奏でる水音が私の耳を陵辱した


処女を失った…彼との初めてのsexは、自分勝手の自分さえ気持ち良ければいいと言うような"思いやり"一つもない彼との初めてのsexとは違い一つになった後の彼との行為のギャップに私は戸惑い…そして虜になっていく自分を認めたくなかった

「はぁ・はぁ・・・も、もう・・・」

「くす・・・夏華、僕の腕の中でイくんだぁ・・・いいよ、夏華
何回もイかしてあげる・・・僕の腕の中で・・・そして・・・僕の精液をたっぷりと注いで上げる・・・くすくす」

彼のsexは私の両足を高く持ち上げ羞恥心を誘(いざな)うような…私を自分の物と強調するようなsex
そして…私が住む、小さなアパートの部屋にある私愛用のベッドが彼の律動によって軋む音さえも…私が誰の物であることを私に教えているようだった



「はぁぁぁぁ・・・なんて気持ちいいんだ・・・凄くいいよ夏華・・・」

律動の動きが早くなった瞬間、私は数え切れないほどの絶頂を迎え…そして彼も2回目の絶頂を迎えた

彼のが注がれた事を私に教えるように…ドクドクと私の中に吐き出された現実に私は涙を浮かべる自由しかなかった






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