7…【続き】※18禁
 2009.11.02 Mon 11:29
【続き】



※翔視点 


ここは、僕達がディナーを食べたホテルの一室 

ホテル特製のケーキが出る頃、僕が医薬部の友達からもらった軽い眠剤と服用者の自由を少し奪う程度の痺れ薬を混ぜた物を夏華が飲む水に混入した物の効き目が現れ始めた頃、夏華はテーブルにうつ伏せになる格好で居眠りをし始めた

僕は居眠りをする夏華に声を掛けるが夏華は一向に起きる気配がなく、僕は予約済みのホテルの一室に眠る夏華を運んだ 


自分のアパートのベッドと思っているのか、夏華は犯そうとする僕に寝呆け眼で“「ありがとう…翔さん」"とお礼の言葉を言った

その後、僕は見よう見まねで夏華の唇に自分の唇を重ねた 

生まれて初めての僕のkissはとてもぎこちなく自分自身が情けなく感じてしまったが、もう…後戻りは出来なかった、いや…後戻りしなかった

医薬部の友達からもらった軽い眠剤は思いのほか夏華にはよく効き、僕の行為が拒まれる事なく僕と夏華の淫らな時間はゆっくりと進んでいった
 

今年、僕は医学部を卒業する今までの僕の人生には勉強しかなかった…勉強が友達だし、勉強が恋人でもあった…僕自身、それで良いと思っていた
だが・・・それでは医者になる事が出来ても良い医者になることが出来ない上、人として成長しないだろうと叔父は僕に気を使ってくれたのだった

医学部を卒業する年、叔父は僕にとある女性を紹介した…それが"村井 夏華"だった
彼女は僕の周りにいるようなタイプのとは違う感じの人(女性)だった

初めて逢った彼女に僕は惹かれていった
彼女を僕に振り向かせたくって…努力した、叔父は彼女に心に決めた人(男性)がいると僕に教えながらも、僕に協力してくれた

僕が彼女を自分の物にしたい…と決心した事を叔父に言うと叔父は微笑みを浮かべ、全て初心者の僕に手ほどぎをしてくれた


叔父と一緒に見たDVDの男性俳優のように上手に女性の服を脱がす事が出来るかの心配と…極度な緊張感で僕の手は小刻みに震えた

『はぁ・はぁ・・・夏華』自分の目で見ても分かるほど、小刻みに震える手を夏華の身体に伸ばした




『ん・・・!?』自分の身体が金縛りにあったかのような感覚で目が覚めた 

『私、そんなに疲れたのかしら?』何かに自分自身の自由を奪われているような感覚の身体のまま、私は何かの本で見た…金縛りは決して霊等の仕業ではなく、極度に身体が疲れた時に寝呆け意識の中で発症する症状を…と書いてあった事を思い出し、彼とのデートが自分の身体には余程、ストレスを感じさせていたんだなぁ…と苦笑いを浮かべた瞬間、自分の身体の異常に気が付いた

『え!!?』と薄暗いアパートの部屋の中を見回した瞬間、自分の両頬に手らしきモノが触れた 

『え!!?何!?』自分の両頬に触れているモノが自分自身の手でない事は、今だに身動きが出来ない身体の現実を自分に教えているようだった 

「…っ・・・……」

声を抑えた私の目には何かに自由を奪われている恐ろしさから目に涙が溢れた

目に涙が溢れた所為と部屋の薄暗いさの所為で見え難い私の視線に見慣れた顔が現れた 

「え!!?しょ、翔さ・・・ん?」

彼は私の目に溢れ出た涙を手の指で拭いながら 

「夏華・・・目が覚めた!?」

と薄暗い部屋の中でベッドに横になっている私に覆い被さった姿勢のまま、微笑みを浮かべた表情を私に見せた 

私は“どうして"と濁らせた表情をする私に彼は 

「くく・・・“どうして…"と言いたげな顔をしてるね・・・夏華 
驚いたかい?何故、僕が夏華のアパートの部屋にいるのか・・・それも、自分の身体の上に覆い被さった姿勢でいるのか・・・ 
教えてあげようか?」

とニヤリと笑みを浮かべた
私は恐怖心を浮かべた表情でコクリと頷いていた

「僕ね・・・夏華が僕以外の男がいる事を知ってて君と付き合っていた事は夏華だって知ってるよね・・・僕、それでもいいと思ってた・ん・・・!?』自分の身体が金縛りにあったかのような感覚で目が覚めた 

『私、そんなに疲れたのかしら?』何かに自分自身の自由を奪われているような感覚の身体のまま、私は何かの本で見た…金縛りは決して霊等の仕業ではなく、極度に身体が疲れた時に寝呆け意識の中で発症する症状を…と書いてあった事を思い出し、彼とのデートが自分の身体には余程、ストレスを感じさせていたんだなぁ…と苦笑いを浮かべた瞬間、自分の身体の異常に気が付いた

『え!!?』と薄暗いアパートの部屋の中を見回した瞬間、自分の両頬に手らしきモノが触れた 

『え!!?何!?』自分の両頬に触れているモノが自分自身の手でな・・・ 
だから・・・試したんだ、僕の方から君に別れを告げたら君はどんな態度をするのか・・・君は案の定、僕に“友達として付き合っていけたら…"と言った・・・いや、言いやがった 
あの時、君が僕をきっぱりと突き放してくれたら・・・僕は男らしくきっぱりと君と別れるつもりだった・・・だったのに君は言葉という鎖で僕を縛り放さなかった・・・だから、僕は決めたんだ・・・君の心はその男の物であっても、身体は僕の物にしようとね・・・君と僕は心が通じてなくても身体が通じてる 
今から・・・僕が君にする事は世の中のルールに反していても・・・もう僕はやめない・・・今夜、君は僕の物になる」

と言い終わるのが早いのか遅いのか…彼は再び私の唇に自分の唇を重ねた 

私の唇を軽く舐めた後 

「ねぇ・・・夏華、覚えてる? 
君が再び深い眠りに入る前に“ありがとう…翔さん"と言った事を・・・これから自分を襲おうとしている男に言う言葉じゃないよね・・・だって今、君の身体の自由が効かないのは僕が調整した眠り薬と痺れ薬の所為だから・・・ま、眠り薬の方は思いのほか効いてしまって・・・最後まで起きなかったらどうしようと心配したけど、君が気が付いてくれて本当によかったよ・・・さぁ・・・始めようか」

とニヤリと笑みを再び浮かべる彼に私は何も言えなかった 
私の身体は未だに痺れ薬がよく効いているのか…自由がきかず、身体の中で唯一動かす事が出来る顔も顎を掴む彼の手で動かす事が出来なかった 
彼の唇と重ねている私の唇を割って彼の舌が躊躇なく私の口の中に入り口腔内を犯す…私は涙を流す事しか出来なかった 



一時間後… 
痺れ薬の効き目が薄れてきたのか、身体の感覚が戻ってきていたが、彼から不慣れな快感を与えられ自由がきかないのは変わらなかった 

「はぁ・はぁ・・・夏華、そろそろ僕が君に飲ました痺れ薬の効果がなくなってきた頃だろう・・・いいんだよ・・・抵抗しても」

と言いながら私の両足を左右に割った

「あ・・・」

動作も自分から発する言葉ですら彼を拒む事が出来なかった

「夏華・・・僕、そろそろ我慢が出来ないよ・・・
入れてもいい・・・? 
くく・・・入れてもいいよね・・・!!」 

と言いながら彼は躊躇なく一気に貫いた 彼には“思いやり"と言う言葉を知らないと言っているように一気に私の処女は奪われた 

私の口からは“「痛い…」"と言う言葉ですら出なかった 
目を見開き、金魚のように口をパクパクする表情を浮かべながら私の身体は、彼の身体の下で小刻みに震えているだけだった

そんな私を満足気な表情で見下ろした後 

「はぁぁぁ・・・夏華・・・痛いかい?痛いよねぇ・・・」

身動きせず、小刻みに震える私の身体を抱き締め 

「夏華・・・その痛み、忘れたら駄目だよ・・・ 
その痛みこそが僕の物になった証なんだから・・・」

と言い終わると彼は“思いやり"と言う言葉を思い出したかのようにゆっくりと優しく身体を動かし始めた
私に快感を誘(いざな)うかのように 


いつしか…二人がいる部屋の中に、肌と肌が重なる音と水音が響き、私の甘い鳴き声が響く頃、彼は躊躇なく私の中に白濁液(欲)を出した 


満足気に私を見下ろす彼を私は無意識に見つめていた 





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