慣れる…のか?
 2024年10月2日 (水) 21:12
なまじ比較対象があったからなのか、まだ4回目とはいえ、アイプリの後半の(かどうかはまだわからないが、変更後の)オープニングには何というか勢いが足りない感がある。言ってみれば、「ぜんりょくじょしかくめい」のほうは、思いっきり助走をつけて、何かのゲージがMAXになった状態で一気に飛ぶような曲だ。対して二代目のオープニングは、助走なしで徒歩という感じ。どうにも盛り上がりに欠ける感じがしてしまう。この違い、何かに似ている…そうだ、あれだ。ラブライブ!の初代。まあ、あっちはどちらのオープニングも名曲だし上がる曲ではあるんだけど、あの前奏の入り方なんだ。アイプリの「ぜんりょくじょしかくめい」は、静かに入って途中からガッと上がるちょっと長めの前奏で盛り上げてから、ここだ!という感じで歌い出し。この流れが完璧なんだ。ラブライブ!も1期のオープニングはそれに近い。「くるぞ…くるぞ!キター!!」みたいな。だから、もう懐かしいというくらい時が経ってから、不意にその前奏の始まりが聴こえてきたとしても、誰かの歌声が入る前にめちゃくちゃテンションが上がる。始まりがいきなり歌い出しの曲もたくさんあるし悪くはないんだけど、オープニングとして比較したときに、やっぱりあの長めの盛り上げ前奏がないと物足りない気がしてしまう。ぬるっと始まるというか、なんとなく始まったというか。これ、逆だったらよかったんじゃないかと思う。今の曲が最初で、31話から「ぜんりょくじょしかくめい」だったら。
オープニングが変わって二週になるが、やっぱりいまだに「ぜんりょくじょしかくめい」が頭にこびりついている。あの前奏はアニメのオープニングにぴったり過ぎた。神オープニングだった。だからいつものナレーションのあと、あの前奏が始まるものだと脳が思い込んでいるようなフシがある。そこで前奏がなく歌い出しだから、なんか拍子抜けという感じがしてしまう。こう、満員の観衆が見守るグラウンドに選手が入ってきて、もうゴールかと思ったらトラックを何周もして、まだか、まだか、まだか、今やっとゴール!!みたいな、長い前奏というのはそういう効果がある気がする。みんなの期待を膨らませて、視線を充分に集めてから、ドーン!みたいな。それが前奏なしだと、みんながよそ見している間にしれっと入ってきて、あれ?今誰かゴールした?みたいな、ちょっと間抜けな不意打ち感がある。前奏の力ってすごい。
誰だよ

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