ブタ、襲来
2024年09月5日 (木) 23:17
フルーツバスケット(リメイク版1期)は、3話まではいい話で、面白い。でもその3話の終わりに、早くも奴がやって来る。ブタのくせに猫をかぶっているあいつだ。名前も言いたくないくらい昔からこいつが大嫌いだ。中国では「猪」とはブタのことを指す。「猪八戒」でそれがわかる。十二支にもブタが入っている。なので、奴のことはブタと呼んでいる。変に媚びた演技をして可愛いふりをして、中身はただの暴力女だ。まるで少女漫画の典型的な意地悪キャラのフォーマット。そしてそういうクズはどんなに周りを傷つけても自分だけは絶対に痛い目に遭ったりしない。実際このブタもろくな奴じゃない。こいつさえ出てこなければ平和で、そこそこいい話なのに、すべてブチ壊しだ。まあ、このブタだけでなくフルバは胸糞の詰め合わせだから、きっとブタが居なかったとしても自然に本放送当時は途中で見なくなっただろう。普通にいい話を作ればよかったのに、作者が厨二病だったのか、現実ではあり得ない変な設定で、どんなに普段偉そうにしている男でもボスの言いなり。誰が得するのかわからない設定のせいですべてがブチ壊しという感じの話だった。作者がそう仕組んだ設定から逃れるためにキャラたちがもがき苦しむという自作自演みたいなバカな話を見ていると、どこかバカバカしい気持ちになってしまう。なので、最初のうちは気に入って見ていたけど、結局あまり好きにはなれなかったのがフルーツバスケットだった。思えば、視聴者(あるいは読者)を胸糞に慣れさせるために耐性をつけさせる目的でブタが配置されたんじゃないだろうか。ブタが好き勝手に暴れて、視聴者がイライラする。しかしそのうち、ブタよりも嫌な奴が出てきて好き勝手しだすから、そっちにヘイトが向いてブタが許されるというわけだ。でも私は騙されないからな。何度でも言うが、永久にブタが嫌いだ。
ブタはブタ箱へ
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