星に願いを
 2014.01.11

きらぎら。

真夜中の窓から見えるのはいつか願ってみた幼いころの夢。まだなんも知らなかった純粋だったころの。真っ白の純白だったころの。

「愛してほしいの」


少女は星に願った。
本当の愛。真実の愛。真っ赤な真っ赤な愛。燃えて燃えて灰のなる、朽ちる愛。

少女はいつからか女性に成長した。
そして願いをした。

「愛に抱かれたい。」


きらぎら。
ぎらきら。
ギラギラキラキラ。


熟女の夢はかなわない。



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