返信という名の暴想
 2021.05.09 Sun 17:11


擬似的な戦時体制だと私も思うよ、使用する武器が違うだけで。
戦争に関する条約などに「まだ」書いてなければ核/爆/弾の使用も過去には認められる世界なので、あらゆる感染症保菌者が国境を超えようとしたときにバイオテロ未遂として裁かれる日も近いのでは。
帝国主義大爆死の末に資本主義を輸入せざるを得なかった国からのくだり、日々デスクでぼやいている内容と近くて。
私の感覚がおかしいのかなって思ってたけど、一つの考え方として学び舎を共にした友の口から出て来たことに、涙が出るほど感激した。
なんだかんだ言って良くも悪くもくっっそ真面目に仕事はするけど、話が合う人に愚痴れるってこんなに幸せなのかと。
ありがとう。

覇王、顔はだめだ。
今の内から上手なこけ方?喧嘩の仕方?を覚えよう。
今は治る、だが大きくなるにつれて顔の傷は治りにくくなるぞ(実体験)
大人の階段登ったて(笑)
私は子どもは友達百人元気が一番過激派だから、ほどよい程度でいっぱいやらかすたびに学んで、年相応の落ち着きを得て、経験豊富な大人になるように祈ってるよ。
思い出思い出〜!
でも大怪我はしないように!

たかなさんのじゅじゅ熱すごい…
じゅ〜じゅ〜(笑)

オンライン飲みね。
気軽になって飲む回数が増えてそう(笑)
私は本体もスマホもPCも低スペかつ家に自分の居場所もないのでそんなお洒落な経験したことありませんが、顔出しについてはお察しいたします。
推しパネル設置か、加工して一番美しい状態の自分によく似たアバターに変換して欲しい。
なお、私は酔うと気持ちよく寝落ちるので、仮にオンライン飲みするならその内フレームアウトします。
背景に推しのポスター貼っておくので、無言になった本体に代わって熱弁してくれると思います、ご安心を。

人差し指は冷やすと痛いのか?一番困るのは食事と車のエンジンかける(まだ鍵回してる)ときかな。
もうよくわからんけど、他の指より冷たいのは確か。
ほゎい。
来週水曜日辺りなら空いてるかなーと思ったけど、その次の週に定期診察入れてたから、その日まで痛かったらついでに診てもらうよー。


【借りて来た猫】


アルジュナは、和子がカルデア内を用があって歩いている時は実体化して随伴し、アルジュナに対し無意味であってもこそこそふらふらしているときはマイルームで待機し、ただふらふらしているときは霊体化してついて行っている。
今日はただふらふらしているので霊体化してついて行けば、戦の女神イシュタルとすれ違った。
和子は実体化を好むイシュタルに道を譲り、軽く目礼して通り過ぎた。
モードレッドやカイニスとはまったく異なる対応だ。
軟派な円卓の騎士にはバットによる辻斬りでご機嫌ようを伝え、冥界の女神エレキシュガル相手となるとまた黙って道を譲って軽く目礼、というよりは目を合わせないようにしていた。
以前、アルジュナがサポートとして立夏に同行した際、イシュタルから「馬鹿みたいに特攻する女は派手で好きよ」と言われ、エレキシュガルから「死んだような目をしているから好きなのだわ」と言われて以来、アルジュナもまた彼女らとの交流を断っているが、間違いない。
確信を持ったアルジュナが実体化して和子に話しかけようとした時、例外とばったり出くわした。

「おお、ウィス、」

「先生、ご機嫌よう。」

せんせではなく、先生と呼ばれた英霊は諸葛孔明だ。
依り代となったロード・エルメロイ二世の記憶があり、和子は気まずげでありながら相手の言葉を遮って挨拶をして、足早に去った。
今度こそ確信をもってアルジュナが実体化して和子に並べば、和子は眉間に皺を寄せていた。

「お嫌いなのですか?」

「そういうレベルじゃない。恐怖。」

「英霊相手にバット振り回すあなたが何に対して。」

「一度覚えた苦手意識は拭えない。ロードと歩く災厄伝説との格の違いを、時計塔で嫌というほど実感したもの。ましてや今は英霊の依り代とか、冠位すらない私が気軽に交流できる相手ではないのよ。」

和子はもの言いたげなアルジュナを見上げた。

「もちろん英霊様方相手でも同じよ?キリシュタリアみたいな化け物はともかく、私達みたいな三流魔術師は英霊を使い魔扱いなんて恐ろしくてできないわ。主従関係は英霊の性格にもよるから私は元気いっぱいでいられてありがたいのだけど、ともかく、ほとんどの英霊様方はどこが切り取られたかわからないほぼ先入観のない初対面なのよ。緊張はしても恐怖はその後に来る。」

「彼らとは直接面識がおありではないのでしょう?」

「そうね。災厄ちゃん達は構内ですれ違ったことがある程度で、エルメロイ先生は公開講座で大講堂の端っこの席でお話を聞いてたくらい。」

「ふむ。和子から聞くキリシュタリアさんのお話と現実の距離感から予想すると、イシュタル神やエレキシュガル神の依り代となる少女とは2、3会話をしたことがあり、エルメロイ先生には講義の前後に廊下で呼び止められて雑用くらいはさせられていたのでは。」

まさにそのとおりだ。
災厄ちゃんは意外と気さくで面倒見がよく、和子が貴族の末端令嬢らしく先輩や講師先生方から気楽に雑用を頼まれ過ぎて手に負えなくなっているところを手伝ってくれたり、そもそも最初から見咎めて代わりにとめてくれたことが2、3ある。
曰く、雑用も大事だが、それで本業がおろそかになっては本末転倒だそうだ。
和子も薄々そう思っていも階級が低過ぎて発言できなかったので感謝しかないが、席次と恋愛で競い合うライバルと度重なる構内での物理的衝突に巻き込まれて迷惑も被っている(前述のとおり文句も言えない)ので、相殺されている。
エルメロイ先生は、事情はわからないが、もうなんかすごい偉い人って頭ではわかってるのに、一度覚えた小物庶民感が拭えず、うっかり気軽に質問しかねない空気に戸惑っていた少女時代をよく覚えている。
そういえばカドックも時計塔出身だったはずだがどうしていたのか、和子は思考が脱線しかけたので頭を振った。

「アルジュナ、実は薬中が温めてる経営顧問の座でも狙ってる?」

「私ではホームズ殿の代わりにはなりません。」

「だろうね。彼、取捨選択の判断や切替えはさすがだもの、話が長いから嫌いだけど。」

「彼は怖くないのですね。」

「最初は怖かったけど、クールな女性スタッフがブレーキとしても超優秀だし、今はアルジュナが味方だからね。」

今度はアルジュナにじっと見られた和子は、首を傾げた。

「何、違うの?」

「いえ、少し不思議に思いまして。カルナは、宿敵の私が言うのもなんですが見た目もあんなんですし、初対面の人間であれば足が震えるような力と威厳と威圧感があるかと。今は面白くないほどなかよしですが、最初は怖くありませんでしたか?」

「面白くないとか、実の兄の見た目をあんなんて。…まあ、私は疲労の限界で、カルナさんにとって私は弟のマスターで、ふわもこに顔を埋めるのもやぶさかでないって出会いだったから、恐怖とか感じてる余裕がなかったというかカルナさんがあんなんだからというか。」

「和子もあんなんと言ってますよ。」

「うん、さすが宿敵で弟。カルナさんを表現する言葉のチョイスがナイス過ぎて使わせてもらった。」

「お褒めに預かり光栄です。」

「アルジュナ相手にだって、召喚したとき、本当は緊張で吐きそうだったんだから。」

「それから何がどうしてこんなんになったんでしょうね。」

「だからマスターをこんなんて。」

和子は楽しそうに笑いながらアルジュナを見上げた。

「アルジュナも今やそんなんじゃん。」

そんなんと評されたアルジュナも楽しそうに笑っている。
和子は気兼ねなくアルジュナに抱き着き、逞しい肩に頬ずりした。

「ううん。わかった、頼りがいだ。こういうのを頼りがいがあるっていうのね。今まで一人で生きるんだってイキッてたから、忘れてたわ。」

「和子。」

「お父さん?お兄ちゃん?とにかく私が羨む普通の家族って感じ、温かいわ。安心とか、そういうの。カルナさんのふわもこに求めても埋められなかったものを、内側から満たしてくれる感じ。」

珍しくデレたのにあんまりだ。
和子はアルジュナの肩に頬ずりをしていたので見ていなかったが、アルジュナは目元を片手で覆って天を仰いだ。

「さて。今日は気分がいいし、何か悪戯でもして万年人手不足のスタッフさん達に、猫の手を借りさせる口実でも作ってあげようかね。」

「えらく爪の尖った猫の手ですけどね。」

「なははー!」




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