返信という名の暴想
2021.04.03 Sat 19:54
人事課が私を殺そうとしてる(確信)。
もしくは辞めるよう仕向けてる(確信)。
でも生きる、私には妄想がある。
そしてたかな様が励ましてくれる。
いつもありがとう、たまには甘える選択肢を忘れずにいられる。
たかな様もいつもお疲れ様。
うん、なんで保護者って無理にでも友達になろうとするんだろうね。
友達だと色々都合いいこともあるんだろうけど、安全面以外で必ずしも同じ価値観だったり密な情報網を形成する必要もないと思うんだけど。
そこに乗っかれない人を排除する必要はもっとないと思うんだけど。
大切なお子様のことだもの、そこまでクールにとまでは思わないけど、子ども達を環境も含めて俯瞰してみる客観性もないと間違うぞーって、今の5〜60代のおば様方を見ていて思う(勝手に)。
そしてそれに育てられた世代だぞ〜って思う(勝手に)。
ドレイク中佐ね。
私は映画のダイジェストしか見てないから詳しくはわからないけれど、漫画ではドレイク大佐(叔父)がイケオジ過ぎてマジ惚れるぞ。
名言「王国とはもっとも栄えた海賊山賊のことよ!つまり強いのだよ!」(うろ覚え)って、イケオジが叫ぶのよ!?
はあん!
Fateシリーズはストーリーがあってこそなのにね。
映画放映期間中は手を抜いてるのかな?
鬼滅、エヴァと期間が被ってあんまり目立ってないけど、CM見る分には作画が神がかってて期待大なんだけどな。
エヴァはやっぱり意味不明(いい意味)だったけど、圧倒的絵力によって大満足だったよ。
夢は萌えたときに再開すればいいさ〜。
無理する事はない、書きたいときに書けばいいさ〜。
というわけで、書きたいときに書きたいものを書いた結果が以下の小ネタ。
その前に速報。
ようつべで毎週水曜19時にブララグアニメが1話ずつ更新されます。
ジャンル別世界最高の女前が集い、クズ男と最高の男前が集う、最高のガンアクションアニメが再びです。
最高かよ〜、生きていく希望〜。
レヴィが美人過ぎる、いい女過ぎる、愛してる〜。
バラライカ様が上品妖艶過ぎる、女前過ぎる、内包している魂がガチ軍人で萌え死ねる〜〜。
エダもいい女だけど他が凄すぎて小物感が愛おしい〜〜〜。
はああ〜ん。
<召喚>
無事に真田領に戻って来た藤丸もどきは、藤丸様とのりかお嬢様の呼び分けと扱いの違いに戸惑いつつも、藤丸本人とは違い面の皮厚く過ごしていた。
アルジュナに起こされずとも目が覚め、目が覚めれば体が鍛錬を求め、当然ながら空腹を覚えれば身分相応のささやかな朝食に恵まれる。
藤丸本人であればこのあと仕事などあったのだろうが、今藤丸は戦闘で頭部に攻撃を受けて一時的に記憶障害になったという設定で、免除されている。
縁側に座り、青い空と質実剛健な庭を眺め、サーヴァントと世間話などをして過ごしている。
あまりふらふらしていると、佐助という名の真田セコムが反応するからだ。
彼の仕事とストレスを増やすことは、藤丸もどきの本意ではない。
「和装の着付けの心得など、あったのですね。」
「女装も男装もね。難しい帯の結び方になると無理だけど。」
「藤丸様は派手な着物の女装を好まないと知っての所業、わざとですよね。」
「当たり前じゃない。お世話になるからにはおうちの人達を喜ばせるくらいしたいもの。本人ができない代わりに、恥ともなんとも思わない記憶障害と書いて私のせいにしとけばいいのよ。」
今日の藤丸もどきの女装は、赤の着物に銀の帯を巻いて、帯留めも洒落ている。
朝昼晩と、様子見にわざとすれ違う佐助が今朝は露骨に顔を歪めていたから、彼からの贈り物だろう。
藤丸もどきは嫌われているなと同時に、愛されている藤丸に苦笑った。
「こりゃさっさと聖杯回収して撤収しないとね。」
「お体と魂を戻す方法については、当然確信がおありなのですよね。」
「おありよ、おあり。道満様におあり。立夏にも口を滑らせておいたから、彼の期待に応えられない自分に道満様が耐えられないだろうから絶対に大丈夫。」
アルジュナの、真っ黒な瞳から光が消える。
「他力本願ばかりで何を以てして絶対と言い切れるのか。」
「あら。じゃああのとき、理想の私と重ねてた可愛い藤丸殿が死んでもよかったと、アルジュナは思うの?」
「理想はさておき、私の最良のマスターであれば、通常通りのレイシフトでお越しになり、治癒術式を使用すれば済んだのではと思います。」
「済まないわよ。普通の私がなんの補助もなしにひとを死ぬ間際から戦闘復帰まで回復させたりなんてできるかー。」
アルジュナは「補助があればできる可能性」を頭の片隅に留めつつ、マスターの主に実力面における底引き網漁で釣果を得るために言葉を選んで会話を進めた。
「御謙遜を。」
「いやいやマジマジ。私の魂とこの体があったから人生一番の魔術を行使できたのよ。ほんとこの体だとすこぶる調子がいいわー。」
話しながらも、藤丸もどきはかなりの広範囲に魔術反応がないか索敵している。
人の気配にも敏感で、領内で不審な動きがあれば察せられる。
アルジュナは、カルデアからではなく、目の前の藤丸もどきから送られてくる魔術の質に変化がないことに安堵しつつ、サーヴァントにないはずの胃痛に手を添えた。
藤丸もどきはアルジュナとほぼ同時に人の気配を察し、居住まいを正した。
そこにふたつ目の朝日と見紛う御仁が現れた。
「おはようございまする、藤丸殿。今朝もお変わりないか。」
「幸村様、おはようございます。おかげさまで健やかです。」
「よかったでござる。そうしているとなんら藤丸殿とお変わりないように見えるのでござる故、女装はわかりやすく助かっておりまする。」
「お褒め頂くなど恐れ多く。こちらこそ、私めの浅慮に意味を見出してくださり、感謝いたします。」
「藤丸殿でしたらば、頭を下げるだけで「家臣としてこれくらい当然」と無言の圧をかけてきますが、貴殿は恐縮してしまうのでござるな。」
「我が主は謙虚で慎み深い御方ですから。」
藤丸もどきの出鼻を挫き、アルジュナから放たれた言葉に、藤丸もどきは黙って頭を下げたままこめかみに青筋を立てた。
一番思っていないだろうおまえが本人を前に他人に堂々とそう言うか、略して「おまいう」を必死に飲み込んだ。
アルジュナは藤丸もどきが幸村の前では猫を被ることが面白くないらしく、こうして逐一慇懃無礼に日頃の恨みを晴らしてくるのだ。
犬は飼い主に似るというが、まさかサーヴァントしかもインドの大英雄がマスターに若干でも感化されるとは思わなかった藤丸もどきである。
反対に幸村は朗らかに笑った。
「藤丸殿も人見知りで、身分の差もあり、今の関係になるまで時間がかかったでござる。佐助曰くもどき殿は済む世界が違う方でござるからなおさら身分など関係なく、早く打ち解けて欲しいものでござる。」
「十分、甘えさせていただいております。」
深々と頭を下げた藤丸は、ピカピカに磨かれた廊下に映る幸村を見てしまった。
着物に隠れても雄々しさを醸し出す胸筋を張り、遠くの敵まで届く長い腕を伸ばし、槍を握る大きな両手を広げている。
切実に見なかったことにしたいが、自然と涙腺が緩むので、このまま下を向いていると廊下を汚すことになるし、藤丸が大事にしている見事な着物の袖を汚すなど言語道断だ。
顔を上げ、藤丸本人とは違いよろけることなく上品な所作で立ち上がり、温かな胸に納まった。
「藤丸殿も冷えておりますが、もどき殿は冷え切っておりますな。ここにいる間は、よければ某を湯たんぽ代わりに使ってくだされ。」
「贅沢過ぎます。それに、私にはアルジュナがおります。」
「それもそうでござるな。ですが、――――。」
あの幸村が、藤丸本人が聞いたら男前な声にときめく前に「いつもそのくらいで」と失礼なことを言ってしまいそうな、アルジュナには聞こえない声量で藤丸もどきに囁いた。
藤丸もどきは顔を真っ赤にして、幸村から離れ、非礼を詫びた。
幸村は気分よく笑って流し、仕事に戻って行った。
アルジュナは何を言われたか聞き出すような野暮はしない。
しかし、藤丸もどきが自分に関することで何か囁かれただろうことは、藤丸もどきが頑なにこっちを見ないからわかる。
「マスター。今私が両手を広げれば、あなたが納まる納まらないに関わらず屋敷の方々に激震が走ります。部屋に戻りませんか。」
「戻りません。陽菜のところに行きます。」
「女装のままで?ガウェイン卿がいらっしゃるのに?」
「部屋に戻って袴に着替えてからにします。絶対に入って来ないでね。」
藤丸もどきはアルジュナにぶっとい釘を刺し、ハリセンでぶっ叩いたかのような音を立てて障子を閉めた。
一方その頃。
藤丸本人は、現実だけど現実じゃないという藤丸には違いがまったくわからない部屋の中で、若い美少女剣士達を前に困惑していた。
次から次へと勝負を申し込まれ、相手をしては嬉しそうに破顔され、元より重い体がより重く感じた。
金髪碧眼で男前な洋装美少女剣士が去り、ようやく列を捌ききった。
ピンク髪和装美少女が近づき、満足げに頷いている。
彼女は沖田総司と名乗り、手合わせの後、軽手亜での世話を買って出てくれ、自分よりあとの世代の剣士だから敬う必要はなく、なんでも言って欲しいと申し出てくれた。
「明日は刀系男子サーヴァントの列ができると思いますので、今日はもうゆっくりと休んでください。」
「…はあ。」
しかし、この謎の行列は明日も続くらしい。
一人ずつ丁寧に名乗ってくれる上に来歴まで語ってくれたが、正直ほとんど覚えられていない。
牛若丸や頼光の他「あれ?この方、私の記憶では殿方だった気が?」と衝撃を受けた人くらいしか覚えていない。
あと南蛮語が本気でわからない。
最後の少女はもーどなんだったか、ああそうそう、猛弩烈怒だった。
藤丸がうんざりとしていると、沖田が気づかわしげに眉を下げた。
「のりか殿?」
「なんでもありません。汗をかいたので水を浴びたいと考えていました。」
「日の本の者であれば湯に浸かれば癒されるもの、温泉がありますよ。使い方がわからないものもあるでしょうから、最初は一緒に入りましょう。」
「なんと嬉しい。なんと心強い。」
裸の付き合いは時代を超えて続く文化かと、藤丸が軽手亜に来て安堵できたのも束の間だった。
湯に浮かぶ沖田のたわわなお胸と、あばらの浮く自分の胸板を比べ、そこはあっちもこっちも変わらないんだなと、数奇な状況にありながら妙な現実味を感じていた。
後日、無事に帰還し幸村の熱い抱擁による歓迎をさらりとかわし、人気のない所で佐助にそっと相談してみたら、鼻で笑われて「藤ちゃんは藤ちゃんのままでいーの」なんて言われたので、たぶん気にしてないようでやっぱり気にしてそうなあっちのあの子にもそう言って笑い飛ばしてあげてなんて軽い気持ちで、佐助の「藤ちゃんのオニーサン気取り」の強さと濃さを見誤って思ってしまった。
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