0902 メールれす あすかさまへ
2009/09/02 Wed 22:30
こんにちは!
絵にまで感想いただけて嬉しいです><。。
ラッテ可愛いって言ってくれて感動です!
ラッテの人気が藤丸の好き度に全然追いついてなくてちょっとショゲているので嬉しいです!!
骸の方からラッテに抱きついたり…ですか?
「ラッテしか相手を求めてないの!?骸の浮気者ッ!!」
に不謹慎にも爆笑、
「この苦々しい思いは何処にぶつけたら良いですかーーっっ!!??」
に考えました。
インスピレーションをありがとうございます。
ご希望にお応えします。
後日junkにあぷさせてもらいますが、お先にどうぞ☆
――――――――――――
<デレ骸>
(inイタリア)
任務帰り、ふらりと寄った駅、伝言版の前でばったり骸と出会った。
「骸、珍しいね。」
「くふふ。こんばんは。」
小走りで駆け寄ると嬉しそうに微笑まれ、頭の中で警鐘が鳴り響き足を急停止させた。
これはいけない兆候だ。
「俺、用事思い出した。」
「任務は終わったんでしょう?」
くるりと踵を返したのに腕を掴まれて逃げられない。
「いつも君だけだと思わないでくださいよ。」
「知ってる!知ってるから!でもデレ骸怖いからヤダ!いつものでいい!」
ぐい、後ろから腹を両腕でホールドされて身体が浮く。
「わがままですね。たまには僕につきあってくれてもいいじゃないですか。」
有無を言わさない柔和な声、身の安全を考えると「はい。」と答えるしかない。
ご機嫌でそのままどこかへ連れて行かれる。
ああ、今日はもう離してくれない。
アジトにつくと犬と千種が両手を合わせて拝んできた。可哀想と思うなら主が出かける前に是非止めて欲しい。
電話でスクアーロ不在そして音信不通だったためマーモンにBランク任務報酬で報告を代わりにしてもらい、お風呂に一緒に入って背中を流し合いっこして骸のものであろう服を借りて嫌味なくらい大きいことに少し拗ねてよしよしされて懐柔されてソファまで連れていかれて膝に乗せられて後ろからしっかり抱きしめられる。
お父さんって呼んでるしね、本当の子どもだったら嬉しかったよ。でも生憎俺は18才。する分にはいいけどされるのは少し、いやかなり恥ずかしい。あと、ちょっとね、痛い。
ブブブブブブ…ッ!!
「ぅわぁ、ビックリした。」
急に携帯が震えたものだから驚いた。電話だ。
「…出てもいい?」
「どうぞ。」
骸に席を外すもしくは腕を外すという意思は全くない。無視するとあとで怖い相手なので仕方なく通話ボタンを押した。
「もしもしマーモン?」
『やあラッテ。』
「どうかした?報告になんか不備でもあった?」
『いや、それは良かったんだけどね。ベルが鬱陶しいんだ。いい加減帰ってきてくれないかい?』
「そんなの俺知らないよ。一晩くらいいいじゃん。てか俺一晩あけるって言ったときマーモンわかったって言ったじゃん。」
『一晩?ふざけないでよ。これの相手はSランク任務報酬とるよ。あ、ちょっと、』
『牛乳〜、今どこにいるんだよ。』
「…どこだっていいだろ。」
『また女に捕まってんのかぁ?』
『携帯返しなよね!あとでお金取るよ!』
「マーモン、あとでSランク任務報酬払ってやるからベルよろしく。もう今日は電話してこないで。じゃ。」
『え、ちょっと待ちなよ!払ってもらっても嫌、』
「えい。」
電源ボタンを押してテーブルに置き、額の汗をぬぐう。
「女ってなんですか?」
「お父さんには関係ありません。」
背後から恐ろしい気配、せっかく拭ったのに次から次へと冷たい汗が流れた。
「恋人でもいらっしゃるんですか?」
「…いません。」
「ですよね。ということは君は好きでもない女性と、」
「ごめんなさい!謝るからそれあんまりつっこまないで!!」
恥ずかしいし情けないし怖かったのを思い出すといっぱいいっぱいになる。察してくれたのかよしよししてくれてうりゅ〜と涙が盛り上がってきた頃。
ブブブブブブ…ッ!
「今度はルッスーリア?…もしもし。」
『あらん?ラッテちゃん普通に出たわよ?あん、ちょっと待ちなさいベルちゃん。』
「切るよ。」
『こらこら!少しくらいいでしょ?』
「…少しだけね。」
『で、女にまた狩られたの?』
「…ねえ、みんな俺が外泊するって言ったらそれしかないの?てゆうかベルみんなにしゃべりやがったな。」
『あら、やっぱりあの話は本当なの?でも泣いてないわね。』
「ふん、俺も男だもん。いつまでも怖いとか言わないし。」
『まあ。ラッテちゃん成長ね!お姉さん嬉しいわ。帰ったらお赤飯炊かなくちゃ!』
「要らねえよ!」
『まあまあそう言わず、あら、レヴィ、どうしたのそんな怖い顔して、ちょっと、』
『ガン・ドッグ、女といるとは真か。』
「テメーにゃ関係ねえだろ、むっつりスケベ。」
『乳臭い顔をしてヤることヤりおって。してどんな女、あ、おい、ベル、』
『でぇ?楽しかったかぁ〜?ししっ!』
「え、ちょっと!?」
「僕のおバカさんに変なこと教えないでください。」
手ごと携帯をとって言いたいこと言って切りやがりましたよ。
案の定、謎の男の登場で机に放られた携帯がその向こう側の大騒動を表している。
着信源は意外と隊員管理が律儀なスクアーロ。帰ってきて大騒動に加わったのだろう。
「はあ。骸が余計なことするから。」
「余計なことって何ですか。君で遊んでいいのは僕だけです。しかもあんな下世話なネタで笑うなんて考えられません。」
「あれでもみんな心配してくれてるんだよ。…ちょっと。」
携帯へ伸ばしかけた手を掴まれいっそうぎゅっと抱かれ、不機嫌に声をかけるともっと不機嫌な声が返ってきた。
「今日は僕の相手をしてください。」
「んんっ!」
「どうしました?」
少し心配そうな声、そりゃそうだ。胸を押さえて急に苦しみ始めたんだから。
「だから嫌なんだよ〜デレ骸は〜…胸が痛いぃ〜〜!キュン死にするぅ〜〜!」
「くふふ、なんだ、そんなことですか。」
「もう離して〜〜!死んじゃう〜〜!」
「絶対嫌です。死んでください。」
肩に擦り寄られてもう限界。
「犬〜〜んっ!千種ぁ〜〜っ!ギブアップ!助けてぇ〜〜!」
「2人はお使い中です。」
「14歳の子に夜中にお使い行かすんじゃありません!」
「ああ、いけない。子どもはもう寝る時間ですよ。」
「はあ!?何まさか一緒に寝るとか言わないよね!?」
「何をいまさら。」
「無理無理無理無理無理、俺絶対寝れない!!」
「寝かせてあげますよ。」
「いやいや嫌嫌いやいや!!」
「よいしょっと。」
ひょいっと抱かれたまま立ち上がられ、その足が向かうはやはりベッド。遠ざかる携帯。
「うわぁーっ!離して離してよォ〜!!助けてベルー!スクアーロー!ルッスーリアー!マーモーン!」
「僕と寝るの、そんなに嫌ですか?」
「ふぐっ!胸が痛いぃ〜〜!もう嫌だぁ〜〜!」
「離したら逃げそうなので今日はもう離しません。」
「いやっ!普通に寝てあげるから離して!」
「ヤです。」
首をひねって振り返ると良い笑顔で正面に抱き直されてそのままベッドに寝かしつけられてなんかもう心臓が破裂するんじゃないかって言うくらいデレられて撫で撫でされておでこにちゅうまでされて散々暴れたのに結局逃れることはできなかった。
「最近、骸様お疲れだったかんな。先輩ご愁傷さま。」
「先輩は偉大です。お疲れさまでした。」
後輩2人はベッドで安らかな寝顔の主に抱かれてぐっすり眠る先輩に手を合わせて拝んだ。
「牛乳!貞操は、貞操は無事か!?」
「うお゛おおい!ラッテぇ!どこのどいつだぁ!?特別に5枚におろしてやるう!」
「ラッテちゃん、昨夜の男は誰なの?何があったの?お姉さんに包み隠さず教えなさい。」
「ごめんよ、ラッテ。そんなこととは露知らず泣いて帰ってくるかどうか賭けをしていてごめんよ。特別にタダで相手の男の素性を探ってあげてもいいよ。」
「何があった、言え、ガン・ドッグ!」
「……ああ、もう、なんでもいいからそっとしておいて。」
「「「「「「!!!?」」」」」」
げっそりしたラッテはみんなに熱く抱擁されてもっとやつれた。
―終わり―
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あれ、なんかデレたのはヴァリアー?←
いやいや、骸様もデレたはず。
どうでしたか。苦しい思いは少しは解消されましたか(笑)←
メールのまとめ万歳でした☆
あすかさまは藤丸を泣かせたいんですね!どんと来い←
メール、本当にありがとうございました!!
長乱文失礼しました。
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