置詩

置き詞大歓迎。
泣いて喜びます(笑)
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>>消滅
By em
11/04/07 09:14
君と繋がる青空の下で
手の届かない場所から
嘲笑ってる白い太陽を
今も僕は睨み続けてる


白痴美が作る僕の影は
無力なまま透過を辿る
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>>だから、だから、愛をください
By 茂
10/07/31 08:51
哀しい思い

どれだけしたかしら…


深くなんて言わない

あっさりでいいから

たのしませてよ、この恋心


なにを、ためらっているの

好きならば、迷ってはだめ

魂の底から、叫ぶの

あなたを、愛しているって


命の汗を、たっぷりかいても

大切なことは、変わりはしないの


たくさん、ほしがっちゃだめ

惜しんでも、だめ

たくさんあげなくちゃ

欲張っても、だめ

ちょっぴりでいいから

だから、だから、だから

だから、愛をください


恋は、どこからか

やってくるって?

魂を、呼び起こすの

そばにいるだけで、いいから


愛することが

価値があることなの

苦しむのは、人間の証拠?


なにを、ためらっているの

好きならば、迷ってはだめ

魂の底から、叫ぶの

あなたを、愛しているって


(『人工心理』挿入詩…45夜、月と星の夜話より)
pc
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>>自壊
By em
10/07/16 13:26
時間の経過は思念の退化
泡沫の記憶は幻想に変化



置き去りの傷と後悔が
結合して沈痛の誘発…



平穏を装う都会の夜が
今宵も過去に
厚化粧を重ね続けて
朝の訪れを待つ
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>>不要品
By em
10/06/19 15:21
今日も君の泣き声が聴こえる
耳を鬱いでも残響…
嗚呼、いっそ僕の耳を切り裂いて



今日も君の涙が見える
眼を綴じても残像…
嗚呼、いっそ僕の眼を抉り取って



躯で感じる曖曖…哀
僕の五感は愛を知らない
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>>そとは、暗殺者の群れ
By 茂
10/06/19 07:30
ねえ くつろぎなさい、この胸で

どんな夢でも、叶えてあげるから

愛している…愛している…

なんどでも、言って


つけねらう…そとは暗殺者の群れ

胸に、もたれなさい

わたしの虜になって、おやすみなさい

守ってあげる、永遠の眠りのなかで


魂をもてあそび

いっそ、傷つけたいの

お手のもの…あなたの、命さえも


永遠に、愛してあげるから

消せない傷を見せなさい

この手にのせて

甘美なの、魂の味が…


そとは、あぶないわ

ここでなら、傷を癒せる

過去はまぼろしに、消えたの

未来の味だけ、あなたにあげる


あなたの夢を、つけねらうの

そとは、危ないところ

血のありか、おしえて

快楽を、いくらでもあげるから


むさぼりなさい…夢の味

わたしの胸のなかで…虜になって

昨日と、おなじ今日は

いやだと言っておきながら

愛が後悔だなんて、だれが決めたの?


愛している…愛している…

なんどでも、言って

そとは、あぶないわ

ここでなら、傷を癒せる

過去はまぼろしに、消えたの

未来の味だけ、あなたにあげる
pc
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>>ひかえめに愛したい
By 茂
10/05/19 07:26
眠れぬ夜を、いく夜も越して

ときの流れに、逆らって

あきらめていた、夢…

いつになったら

愛に、出会えるのだろう


あわてて、生きてきた

人生の味も知らずに

愛は、どこからきて

どこへゆくのか


遅すぎた出会い

幸せは、まだ

待ってくれるだろうか

苦しい過去を、見つめ

涙も、ときには嬉しくて


あわてて、生きてきた

人生の味も知らずに

出会いは、遅すぎない

しずかに、身を寄せ合う


愛しているときも

愛していないときも

メロディは、流れつづける…

ひかえめに、生きて

ひかえめに、愛したい
pc
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>>目に映るもの
By 夕
10/03/21 10:12
たくさんの苦しみを見た

たくさんの喜びを見た

全て見てきた

目を瞑りたくても瞑れない

これが現実?

あたしが見たかった<世界>?
SO903i
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>>口笛の音色に乗せて
By 茂
10/02/08 15:12
ぼくは、ふさわしいのかい?

よろこびとも、悲しみとも

どっちともつかない気持ちで

ためらいがちに、きみを見た


凍えた心に慣れてしまって

暖かささえ、避けるようになった

迷いが、こわいけど

あきらめていたこと

たった、ひとつでも叶えば…

凍えたからだで、丘へ駆けあがる

愛する心で、風のように駆けぬけて


いまさら、しあわせ求めても

無理に、愛を信じようとしても

ただ、悲しくなるだけ

自分を見つめすぎ

悲しみにも慣れすぎて

わかばの芽吹きを

ただ、待つだけになった


孤独の、わびしさ

ひとりのちいささ

手を取りあって、語りあう

過去と、記憶の迷子になって

冬の季節、生きてきた

いつかは、待つことさえも

きっと、自然になるだろう


いつのまにか、この空よりも

おおきな存在になった

いま、叶わなくても

たくさんの月日を越えて

しずかに、想いを伝えよう

青く輝く丘の上から

愛する心、口笛の音色に乗せて
pc
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>>旅に出よう
By 茂
10/01/14 13:59
ミルク色の朝のひかり

道路に落ちる、標識の影

木々の、繊細な枝もよう

風景をあとに残して

バスは、走り行く


となりきみ、寝息をたてる

愛は、ときにぼくを甘やかす

どんなに言っても、わかってもらえない


きみとの景色、夢のあと

幸せすぎたんだ…だから、旅に出よう

きみを、ひとり置いて


きびしい、風雪、生きている実感

冒険が必要なんだ

ぼくが、ぼくであるために


海沿いの道、バスは走る

潮風、砕ける波

空気は、こんなに冷えている

けれど、なにかが待ち受けている


霧笛は深くひろく、海峡を渡り

飛びかう海鳥が、迎えてくれる

孤独と愛を、間違えて

寂しさと渇望、取り違えていた


ぼくの声がきこえるかい?

きみは、今、なにをしている?

離れるほどに、見えること


ぼくは、まだ旅の途上

きみといると、幸せすぎて

愛を、思い出すため

古いぼくを、ひとつ脱ぎ去って


冒険が必要なんだ

ぼくが、ぼくであるために

イルミネーションが輝いてる

夜空が、見えるかい?

きみは、誰かのとなり

離れるほどに、見えること


ぼくの声がきこえるかい?

もう戻るところもない

旅をつづけよう

ぼくが、ぼくであるために
pc
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>>炎は燃えさかる
By 茂
09/12/29 14:45
長い時間を、旅した

悲しみに包まれて

君は、あのころのまま


暖炉の傍へ…

冷えた記憶を暖める

荒れた心を、癒して

炎は燃えさかる


語りなさい

ゆっくりと、時間をかけて

受け止めてあげるから

見放したりしないから


若さ、無謀、無思慮

たどたどしく、思い出を語る

わがままな言葉

傷つけた言葉

のこされたのは、空っぽの時間


付きまとう、孤独

哀しみの香り、漂わせて

君は、静かに眠る

やすらぎを願って…


この地に落ち着きなさい

世の中に

あふれかえるもの

なにもない

きらびやかなもの

なにもない

ただ、安らかな眠りだけ


長い旅をしてきた

ここに、休息を

いつくしみに包まれて

さすらいの心、おやすみなさい

いとおしさに包まれて

哀しみの心、おやすみなさい


暖炉に、薪のはぜる音

炎は燃えさかる

冷えた記憶を暖める

寂しさを、いたわって



この一年

ありがとうございました

あたらしい年が

萩原拓未さんにとって

よい年でありますように!
pc
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