Soundless voice
 2011
静寂が街を包む夜に
降り注ぐ白
かざした手の平に
触れた瞬間に溶けてく儚い
ヒトカケラ

オトも無く積もる
ヒカリを集めて君は笑う
今どんなオト…?
答えたって君はもう何も
キコエナイ

苦シイって言ってくれよ
寂シイって言ってくれよ
迎えに行く…どんな処へも…
逝かないでよ何処へも
置いてかないで…
僕らずっと
二人で一つだろう…?

降り積もる雪とともに
消えてゆく君を
抱きしめる事しか出来ないよ
叶うならもう一度だけ
君の声が聞きたい
モウイチド…タダイチドダケ…

ヨンデヨ…


虚って彷徨う
瞳に映ったヒトシズク

灰色のセカイ
止まったまま雪だけがそっと
降り注ぐ

冷たくなっていくよ
戻らないそのコエ
解け合う事も許されない
俺のコエを聴いてよ
また笑ってよ…
涙さえ枯れ果て君の事
トカセナイ…

叶うならこの声
全て奪い去って
愛しい人へと与えて下さい

君ガイナイセカイに
ただ独り残されるのなら
このまま…一緒に…
朽チテイクヨ…

アイシテルただ
それさえ言えないまま永久に
閉ざされてゆく君とのセカイ
叫んでも届かないよ
君のコエはもう…イナイ

ああああああああああああああ

降り積もる雪よ
どうか降り続けてずっと
このまま全て奪い去ってよ

儚いコエのイノチゴト
掻き消してスベテ

(儚い命は天に昇り
解けてゆく雪の白さに染まる
何も残らないよ魂さえ
ナニモカモ…)

白く…








作詞作曲.ひとしずくP

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