ビッグ 愛は奇跡 第五話
2012.12.05 Wed 22:59
目覚ましアラームにつけているラジオから、起き抜けにいきなり中村勘三郎の訃報を聞いて朝からブルーな気分で吐きそうですよ。
中村勘三郎は、わたしが舞台観劇を趣味としてから約15年くらい、いちばん多くの芝居を観てきた役者さんでした。
歌舞伎座はもちろん、平成中村座、コクーン歌舞伎、新橋演舞場での柄本明、藤山直美とトリオでやっていた喜劇シリーズ。
歌舞伎は、わたしのように教養のない人間にとっては敷居が高く、正直なところイヤホンガイドでの説明を聞きながらでないと理解できない箇所も多々ありました。
なのに勘三郎さんだけは、感性のみで理解できるというか、その動き、台詞に込められたものがダイレクトに伝わってくるというか。
天才役者というのは、こういう人のことを言うのだなと。
二人のご子息がまだちびっ子だった頃、時折テレビの特番で「中村屋の奮闘記」的なプログラムが組まれていたので、たぶんわたしが生まれて初めて知った「舞台役者」が、中村勘三郎さんでした。
それからずいぶんと長い時間が経ったような気もするけれど、まだ57歳。
数年前から病みついているなと思っていましたし、なんとなく、この人は長命ではないのだろうなと、そんな雰囲気はありました。
だけど、いつか、たぶん70歳を越えたあたりで人間国宝になって、わたしはもう何十年も前からこの人の舞台を見てるんだ!と周囲に自慢するようになるんじゃないかと、漠然と思っていました。
芸能人の訃報で、ここまで気分が落ち込んだことはありません。
三津五郎さんの襲名披露のときの「団子売」良かったなあ。あんなに楽しそうに踊る人を見たことがなかったよ。
「義経千本桜」の源九郎狐、だいすきだったよ。
さて、泣いていても昼は来て、レコーダーのメモリ残量も危ういので、録画したものは翌日までには視聴して消去が原則ですので、のんきに韓ドラは見るのです。
さて今回のお話。あれ、ちょっと記憶がいろいろ曖昧なんですけれど、ユンジェさん(三木眞)の身体に入ったキョンジュン大暴れの神回でした。
昨日も書いたけれど、18歳イケメンのキョンジュン君ですが、実にいい意味での中二病というか、むしろ小五病で、とにかく本当に子どもっぽい。
精神的な成長に遅滞のあるクズ成人としての子どもっぽさではなく、純然たる幼児としての子どもっぽさ。
実にかわいらしいです。
そんな三木眞の演技ですよ。
三木眞といえば、こうなんというか、主人公ではなくて、サブのイケメンポジの色男声優って感じじゃないですか。
ロックオンしかり、エスカフローネのイケメンしかり。
それがこのありさまですよ!!
わたしのような新参ファンにはたまんない。
そういえば昨夜、録画しておいた頭文字Dの特番をちょろっと見たんですよ。
そしたら30歳あたりの若い三木眞声がね。
まー頭文字D自体はアレなんだけどね。
トレノとかレビンとか、わたしが高校生くらいのときの大学生は乗ってたよねという感じで懐かしいですね。
二十歳すぎた男が自分の車持ってないなんてクズ以下の存在で口をきく価値もネーよ!!という時代だったんですよ。所持している車種によって扱いを変えても許された時代なんですよ。
でも走り屋はネーな!!走り屋は一人残らず死ね!!くらいの事は考えてましたからね。
でも三木眞はよいものだ。
いろいろ脱線していますが、要するに今回のビッグは壁ドン回ということです。
自分のために全力疾走してくれる男がいたら、その人のことは捕まえておいた方がいいと思うの。
ただしイケメンに限る!!
ユンジェさん(三木眞)が所持していた鍵が、実はお色気同僚女医のものだったとキル先生が気が付き、まさかそんな……とお色気女医のところに向かってしまいます。
それに気付いたユンジェさん(三木眞)が、修羅場を阻止すべく、というよりも、ユンジェの不実をキル先生には隠したいという一心で夜の街を駆けます。
そして、寸でのところでの壁ドン!!
いやあ、壁ドンって、ときめきシチュエーションだったんですね。
いままでその魅力に気付かなかったよ。
五話は壁ドン回。ここテストに出るので覚えておくように!!
あとはユンジェさん(三木眞)とキョンジュンの因縁がちらちらと示唆されたり、ユンジェさん(三木眞)雨に打たれてずぶぬれで落ち込んだりと、なんかこれラブコメというよりユンジェさん(三木眞)に萌えるドラマなのかなという感じです。
ユンジェさんなのか、キョンジュンなのか、よくわかんないんだけどさ。
そうやってババアを萌えさせたりキュンキュンさせてみたりして、韓国文化が昼下がりの日本を侵食していくんですよ。
でもやっぱり韓国イケメン様ってのは、わたしにとっては面白フェイスなんだけどね。
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