デカルト・シャーマン渋谷に降臨!
2012.10.08 Mon 23:17
渋谷はBunkamuraシアターコクーンにデカルト・シャーマン大尉現る!!
ボクの四谷怪談を見てきました。
お目当ては仮面ライダーオーズのアンク役だった三浦涼介ですが。
次点で栗山千明。くりちーかんわいいー!
少しだけ事前にチェックした劇評によると、尾上松也と三浦涼介は絶賛されていたので、ムクムクと膨らむ期待を胸に渋谷くんだりまでして出向いたわけですが、まーこれがまたヒドイのなんのって。
橋本治が若い頃に書いた戯曲なので、もうかれこれ四十年近く前の作品なわけだ。
なのであちこち現代の意識じゃイマイチ理解不能気味な部分があるのはしかたない。
それでもベースは鶴屋南北なので、一般的な知識があれば大筋はわかるし、内容はこの際どうでもいいんだ。
四谷怪談が見たけりゃ歌舞伎座でかかるのを見れば済むし、映像化も山ほどあるからね。
騒音歌舞伎(ロック歌舞伎)と銘打っているので、演者はロ調に作られた曲に合わせて歌い踊るのですが、これがヒドイ。
メインを張る若手役者のほとんどが歌も芝居も超イマイチ。
なんでこんなのがコクーンでかかって、S席が一万円近くすんのよ!?ってレベル。
はっきり言って聴くに耐えない。
特に歌がトンデモレベルでド下手揃いで、一体なにを基準にキャスティングしたのか、まったく意図がわからないよ。
ド下手が、モタクサ踊りながらなにを言ってるのかよくわからない台詞をがなってポカーンとするしかないのに三時間を超える上演時間で、腰痛しか感じない。
ホメてる媒体もあるけど、今まで見てきた芝居のなかで五本の指に入るくらいは金返せでした。
しかしかかし。
アンクちゃんこと三浦涼介は素晴らしかったです。
ファンの欲目もあるだろうけど、まるで少女マンガから(山岸涼子あたり)抜け出てきたような浮世離れしたスゴイ容姿。
ダンスはキレキレだし歌も上手い。
出番は少ないけれど、お得な役を割当てられたので抜群の存在感です。
とにかく見た目がスゴイのよ。
オーズのときも「こ、こんな等身バランスで直立できるわけがない! この姿勢でひっくり返らないのは重力場がイカレてる!!」と常々感じていたのですが、あのスタイルでビシッと決まるのは普段の鍛練のタマモノなのね〜と驚嘆するしかないのだ。とにかくキレイで舞台で映えるので、今後は三浦涼介の舞台は状況が許す限り追いかけることに決定そました。
佐藤隆太なんかはさー、せいぜい40インチのテレビまでの対応でカメラでバストアップで写してもらえればそれでいいわよ。
今後は鼻歌すら披露すんな!!
でもわたし佐藤隆太の初舞台は見に行ったんだった。
あれは面白くてビデオ買っちゃったもん。
もうデッキがないから見れないけど。
宮本亜門の「Boys time」
あれは楽しい舞台だった。そういえばアレでも歌ってたわ。
ウルフルズのナンバーだけど。
そして藤井隆はどこ行った?
蜷川幸雄演出にありがちな、ボロ纏ったモブがウロウロしてるのは、あれはもう様式美というかお約束なのでどーでもいいとして、なんでまた佐藤隆太なのかは事情説明して欲しかったくらいのミスキャストだと思いました。
小出恵介も出ていたので、ROOKIES再び!的な思惑があったのでしょうか?
んで、なんだかんだと若手の四苦八苦なダルイ芝居が続き、尾上松也の登場だ!!
いいところはみんな尾上松也が持って行った。
特にラストは尾上松也の独断場だった。
三浦涼介以外の若手は毎日が辛かろうと思う。
それくらいの実力差。
終盤に佐藤隆太が10分はあるんじゃないかという長台詞をまわすのですが、これが他の、コクーンで主役を張るような役者だったら、場内は固唾を飲んで見守り舞台に釘付けになり感嘆のためいきとポワーンという陶酔に浸りきって、その長丁場が終われば拍手が出るところなのに、まるで無反応だもん。
あら、噛まなかったのはエライわね、でも主演が見せ場で噛むとか普通ありえないし当たり前でしょーとシラーッと醒めてたもん。
こんなのに毎日耐えられるからこそのゲーノージンなんだわと思うけど、いやまったくアレだわ。
てめーはテレビにだけ出てりゃいーんだよ!
ROOKIESはそれなりにおもしろかったから、もうそれでいーじゃん。
そしてラストはすべて尾上松也に持っていかれるという音羽屋ショー状態。
三浦涼介のファン以外は見る価値ナシだと思いました。
三浦涼介ファンは見るべし。
はじめて生りょん君を見たけど、想像してたのより100倍くらいイケメンでキレイだったよーーー!!!
白いカッターシャツに黒の学生ズボンでホモで近親相姦願望のある中学生役で、オネーサンたちの大好物だと思うし。
その流れで来月の仮面ライダーオーズ火野映司こと渡部秀の里見八犬伝も行きたいけど、忙しいからなー。
平日のマチネに空きがあれば会社休んで行っちゃおうかしら。
そして特撮関連のイベントとして、後楽園遊園地で僕と握手!! のゴーバスターショー、生役者が出るよ公演の抽選に当たったので、今後もますます特撮です。
渡部秀は朝の連続テレビ小説にも出ているので、あと半年は朝ドラも追いかけるし、その次の朝ドラは仮面ライダーフォーゼ如月弦太郎こと福士蒼士が出るから、一年間朝ドラウォッチャーになります。
忙しい。寝るヒマないよ。
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