イベント用財布について
 2012.07.26 Thu 11:40
紙やら布やらを切ったり貼ったり縫ったり、ネットで拾った型紙を検討してみたりと、毎日汗だくでミシンに向かって検討しているわけですが、ふっと作業の手を休めて物思いにふけると、何もわざわざ手作りしなくたって便利なものが安く買える世の中じゃないかと。

で、普通のお出かけにも流行っているらしいクラッチバッグをそのまま財布にしてしまえばいいのではないだろうかと思っています。
最近のパーティバッグは祝儀袋が入るように大きさを工夫されているっぽいので、それはイコール1万円札が入るということだ。

日本のお札は横寸法が150〜160ミリなので、それを剥き身で50枚くらい入れるとする。
それに加えて硬貨を20枚くらい入れるとする。
原則として、行動開始を起点とすると、内容物は徐々に減っていく。例外として小銭の量が増える場合もある。
パーティ用クラッチバッグは、少なくとも祝儀袋(一万円札が入るサイズで、上部に立体の飾り(水引等)が付いている)、簡単な化粧道具一式にハンカチちり紙くらいは入るようにできているはず。

以上を考慮すると、やっぱり普通にお財布として売っているものでイベントを闘うのは不便だと思うのよ。
しかしながら、クラッチバッグをそのまま財布にした場合に生じる不具合も確認しておかなければならない。

財布に求める機能性は、ユーザーそれぞれに多種多様であると思うけど、財布として人ごみで使うとなると、耐久性に若干の不安が生じる。
紙幣と硬貨を分けて収納したいと思ったとき、バッグとしては小さい部類に入るパーティバッグに仕切は付いているのか?
また、何らかのストラップを付けて肌身離さずにいる必要があるのだけど、市販されているクラッチバッグに付いている持ち手の長さは、良くてハンドバッグ程度、大サービスで肩にまっすぐ掛けの1メートル内外ほどではなかろうかと。
しかも素材はパーリーなので、ニッケルに金メッキなどのチェーンが多いのではないか。

確か成人女性がバッグを斜め掛けにするには、ストラップ長は130センチほど必要だった気がするし、メッキのチェーンの耐久性と、メッキに耐久する婦女子のお肌を考慮するとね、やっぱり自作してみようかなとか思うわけですよ。

しかしながら16センチ幅の紙幣を出し入れするとなると、最少でも留め具の幅は内寸で18センチは必要なはずで、ざっと調べてみたところ、そのくらいのサイズの口金は1500円前後が平均価格帯のようです。
そこに本体の生地、糸や接着芯などの副資材、手間暇を足したり掛けたりしてみるとね、買った方が安いよという結論に至るわけです。

まーでも、戦利品を入れるカバンはどなたも巨大だと思うので、財布はパっと取り出して、ついでに中身も取り出したいでしょう。
ひとつの理想の形として、ワンモーションでガバッと開き、普段ではありえない量の紙幣と硬貨が簡単に仕分けでき、取り出しが容易なうえ、ワンモーションで確実に閉じる、ことが求められると、なんの調査もせずに完全に自分の主観のみで考える。

それからストラップについては、チェーンは論外ではないかと思うのだ。
まず耐久性に信頼がおけない。そして、わたしは行かないけど真夏イベントではメッキでレディの肌がかぶれちゃうじゃないですかー?!
冬は衣類の繊維が傷むし。
そもそもチェーンのストラップで肩に下げるなどという使い方は、たとえバッグに付属してる物だとしても、長時間ハードに酷使するということを想定していないはず。
大昔はシャネルの金チェーンのバッグが流行ってたけど、あれは太い頑丈そうな鎖だったし、間に革が噛ましてあったから、いきなり切れることはなかったでしょう。

そういうわけで、7月26日現在の私が考えるイベント用の理想の首下げ財布は、クラッチ型パーティバッグの発展系だということになっています。
安い口金を使って試作してみるか、安いクラッチバッグを改造するかして、ちょっと試してみたい。

上手くできたら、どなたかに差し上げます。
わたしに住所氏名をさらして、わたしの住所氏名を知るハメに陥るわけですが。




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