同人(3)
2010.12.13 Mon 02:27
友達からのリクエストでスザルル小説( ´∀`)
せっかくだからブログにも挙げてみよう企画。
では行きます。
※裏なので苦手な方は曲がれ右でお願いしまする´`;
君の物は全部僕の物だからね。知ってるでしょう?
(君の知らない僕。僕の知らない君。)
「…はぁ。」
もうすぐ冬だな、何て思いながら下ろし立てのコートのボタンを一つずつ留めていく。
吐く息は視界を白く染めていき、手が悴む。
改めて十二月の寒さを痛感した。
「もう、クリスマスか…。」
何となく目をやったコンビニのドアにはクリスマスケーキの予約の貼り紙がしてあり、誰にともなく呟いた。
「…はぁ。」
今度は寒さからとは違う溜め息が出た。
(最近、会ってないな。)
ぼんやりとそんな事を考える。じつはここの所色々と予定尽くしで、全くルルーシュに会ってないのだ。
付き合ってないんだし同棲してる訳でも無いから当たり前の状態なのだが、学校も休みがちの彼に会えないのは正直苦痛だった。
その原因は彼に会えないからかもしれないし、彼の休んでる理由が分からないからかもしれない。
小さい頃は毎日と言って良い程顔を合わせて、何時も一緒にいた。それが当たり前だった。
でも今は違う。
正直、自分の知ってる彼が自分の知らない世界に行ってしまうのは怖かった。
同時に、そんな事を考えている自分が不甲斐なく、惨めにも思えて嫌になった。
「…よし。」
そうだ、今日は彼に会いに行こう。両手を合わせて息で温めながらそんな事をフと思う。
もうすぐクリスマスだし、どうせ行事に興味の無い彼の事だから祝う事も無いんだろうな、何て思いながら。
柄にも無くケーキを買って足早に帰り道を後にした。
「…って、」
ケーキを買って彼の家の前まで来て思い直す。
迷惑、じゃないのか?
日付はもう次の日に変わっていて、彼の部屋に入るのを躊躇う。
それを見て、空虚感に襲われる。彼は自分を待ってはいないのでは無いか?
そもそも自分の存在、何て。
「…帰、」
帰ろう、そう思った時ちょうどその時ドアがカチャリと開いた。一瞬ドキリとして、それから彼を見て笑ってしまった。
「…スザク?」
彼がキョトンとした顔でそう自分の名前を呼んでから、顔を真っ赤にした。
「ちょうど、良かった。ケーキを作ったから届けに行こうかと思っ…」
彼の右頬には生クリームで汚れていて、笑った顔はどこかはにかんでいる様で、心の底から愛しいと思った。
「あ、」
彼が自分の持っているケーキの箱を見て表情を曇らせる。
「買ってきて、くれたのか。そうか…。」
途切れ途切れにそう言う彼がとても悲しそうに笑って、俯いた。その顔を見てケーキを買った事を心の底から後悔した。
「作ってくれたんだね…ありがとう。」
それだけ言って玄関先だと言うのに彼の生クリームの付いた頬にキスをした。
ルルーシュの顔が真っ赤になって、手をパタパタと動かす。
彼の頬についた生クリームを舌で舐めとりながら、靴を脱ぐと左手で玄関の鍵を閉めた。
「ス、ザク…ゃっ」
そう言いながらもギュウと自分の肩を掴んでくる彼を、更に強く抱き締めて 今度は唇にキスを落とした。
「ん、ふっ…」
舌を絡ませると彼の口から甘い吐息が漏れて、それが更に行為に火をつけていく。
片手で彼の手を掴み、もう片手で着ている洋服に手を滑り込ませる。
「…やっ!」
恥ずかしそうに嫌々と首を振る彼に強引に唇を重ねながら、既にピンとたった胸の突起を愛撫する。綺麗な白い肌に咲くピンクのそれはまるで花のようで、とても綺麗だ と思った。
「ぁあっ…ん、そこ やっめ、」
彼の言葉を無視しながら爪を立てる。涙で潤んだ目が気持ちを昂らせる。
「ここだけでイっちゃうんじゃないの?」
親指で優しく触れながら爪を立てる。その度に彼の肩がビクリと跳ねる。
「めっ、て…っ!もっ と」
「もっと、何?」
分かっていながら尋ねる。
彼のそこはズボン越しからでも分かるほどに固くなっていて、そっとそこに優しく触れる。
「こんなに大きくして…気持ち良いの?」
「言っ、わない でっ!」
ズボンを下げて下着越しに優しく扱くと、彼の息遣いが荒くなる。
「あっ、ぁぁっ…んっ!」
耳にかかる彼の吐息に高揚感を覚えながら、彼のそこに爪をたて扱く。
「あっ、スザク…スっ ザクっ!」
絶頂に近付いた彼が吐息を荒くしながら背中に爪を立てる。
「んっ、んんっ!」
ルルーシュが体を震わせてイク直前に愛撫を止める。
「な 、でっ…?」
彼が子供の様な目で訴える。
「自分ばっかり気持ち良くなってないでさ…僕のもしてよ、ねえ。」
そう言って彼の口に指を入れて出し入れする。口の中は熱くて、唾液が絡まって自分の物が固くなるのを感じた。
「次はこっち。」
口の中から指を数回出し入れしてから彼に膝を着かせる格好にして、ズボンと下着を脱いで彼の口に自分の物を加えさせる。既に熱くなっているそこを、彼の小さな口が覆い、快感に酔いしれながらルルーシュの髪の毛を掴み何回かピストンする。
苦しいのか時々噎せるのを繰り返しながらも彼の拙い愛撫に、絶頂が近づく。
「ん…ぃ、いよ。ルルーシュ。」
そう言うルルーシュの口から物を出し、彼の既に愛液で濡れているそこに人差し指を入れて慣らしてから、自分の物を入れていく。
「ぁあっん!ぃっ…たっ!」
「気持ち良い、でしょ?」
言葉とは裏腹に自分から腰を振るルルーシュを見て、唇を重ねる。
「ね、気持ち良いの?言わなきゃ分からないよ?」
出しては入れ、出しては入れ と緩やかに腰を動かす。
絶頂には達しない様に、ゆっくりと。
「き…もち、 …す。」
蚊の鳴くような声で彼が訴える。
「聞こえないよ?」
「き、もちっ…良いっ で、すっ!もっ と!」
必死に声を搾り出しながら自分の事を求める彼に、一瞬で理性が飛んだ。
「良く、言えました。」
笑ってから、彼にもう一度キスを落とすと、ルルーシュのそこを右手で扱きながら激しく腰を動かす。
背中に立てられた爪は、痛いような気持ちの良いような刺激を与えてそれが更に射精感を煽った。
「んっ、ス、ザク…スザクっ!もっ!イッちゃ っ!」
「…んっ、出す よっ」
ルルーシュが果ててから、自分も彼の中で 果てた。
自分の中で快感に震えながらクタリとしている彼を強く抱き締めて、両手で抱えて寝室に寝かせに行った。
「起きた?」
モゾモゾと動く彼は起きた瞬間に、腰が痛いと口を尖らせて眉間に皺を寄せて文句を行った。
「スザク?」
名前を呼ばれて振り返ると、触れるだけのキスをされた。
見ると耳まで真っ赤にして、照れ隠しの様にツンと横を向いた。
「ケーキ、食べようか。」
「ああ。」
相変わらず真っ赤な彼に苦笑しながら、ルルーシュの作ったケーキを包丁で二人分に切り分け、お皿に乗せてからベッドの上に運んでくる。
「ルルーシュこれ、何ケーキ?」
「ショートケーキだ。」
「…しょっぱいんだけど。」
振り返った彼はどうやら塩と砂糖を間違えた様だ、と いたずらっ子の様な笑顔で笑って見せた。
(しょっぱいケーキも悪くない。君と食べるなら、だけどね。)
P.S.
ハッピークリスマス!
駄作ですいません…(:-D)rz
Mちゃんに捧げます(*´Д`*)イラネェヨw
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