蒼の隻眼に映りしモノ
2014.12.19 Fri 05:55
『構ってくれよ』
だけじゃ、伝わらねぇよな。
本当は、その蒼い綺麗な隻眼には
俺以外映して欲しくねぇ。
bat…それじゃ、アイツを縛っちまう事になる。
あれ…これは、前の過ちを俺は繰り返してねぇか?
何にも口にして伝えてねぇのと一緒じゃねぇか。
このままじゃ、前と同じ事を繰り返してしまう。
そして…結末が見えちまう。
今のお互いは、腫れ物に触るみてぇに
どことなく、遠慮がちに接してる。
口にして伝える勇気が欲しい。
口にして言えねぇから毎回
文やら、線に頼っちまう。
嫌われちまうかもしれねぇ。
それは確かに自分の思い込みだってのは分かってる。
だが、実際に
『ほらやっぱりな…』
って思う結果になったら、立ち直れねぇ。
毎回、結果が怖くて言えねぇんだ。
ちょっとずつ、伝えてみるか…
あんまり縛ってしまわねぇように。
俺って嫉妬深いから。
なんでも強い口調で頭ごなしに言っちまう。
いつもそうだ。
俺は、アイツの為なら何だって捨てれる。
アイツは、どうなんだろうか…
アイツが、他の奴を目に映すな
っていったなら、従順になるぜ?
そんな一言でいいから欲しい。
お前は俺のモノだ、ぐらい言ってみやがれ。
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