太陽に恋をした。
太陽のにおいと汗のにおい、それがアントーニョのにおいだった。今も昔もそれは変わらなくて、手を伸ばせば届く距離に太陽はある。

「太陽に愛された子」

隣で眠るやわらかなブルネットに手を伸ばした。指先に絡むそれは、触り心地がよい。
瞼の裏に眠るペリドットの瞳も、もうじきしたら俺を映してくれるだろうか。そして、おはようと言ってくれるだろうか。

昔、太陽に恋をした。
今も、太陽に恋をしている。







Antnio×Francis




title:惑星


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コメレスは日記にて。


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