人里離れた森の奥、一軒の家がありました。
なんでもそこには―――呪われた兄弟がいるんだと。
登場人物
∴カイン(19)
兄弟の兄の方。生まれながらのサイコパス。
左肩から鎖骨あたりに焼き印がある。
親が犯した「原罪」のせいで兄弟共々呪われてしまった。
その殺人衝動は人にしか作用しないが、重度のコミュ障、引きこもりの為、当然手をかける人物は限られてくる。
髪は染めており、地毛は弟と同じブロンド。
首に鱗のような痣と、左手小指が欠損している。理由は不明。
身長:173p
好きなものは殺人と林檎と蛇、嫌いなものは弟。
∴アベル(17)
兄弟の弟の方。生まれながらの不死。
右肩から鎖骨あたりに焼き印がある。
彼もまた、親の「原罪」に呪われている。
兄と比べ、非常に人当たりがよく誰とでもすぐに打ち解けてしまう。しかしその一方では頑固な一面も。
毎日のように兄に暴力を受けており、最終的には殺されてしまう。(次の日には生き返る)
しかしそんな兄を嫌ってはおらず、「彼もまた呪われている」と、同情のような感情を抱いている。
身長:184p
好きなものは林檎と兄、嫌いなものは蛇。
∴ゼン(?)
兄弟にしか捉える事ができない人物。
見た目年齢は20代前半〜後半。
本来彼には名前が無く、カインはゼン、アベルはスウバーンという名前を彼に付けてそれぞれ呼んでいる。
黒い髪に金色の目、歯は鋭く牙がある。よく蛇を連れている。
兄弟にやけに執心しているが、アベルにはひどく嫌われているようだ。
身長:188cm
好きなものは兄弟と自分に素直な人、嫌いなものは口だけの偽善者。
∴セツ(9)
カインとアベルの弟、三男。
兄二人とは別々に暮らしている。基本は誰にでも敬語で、嫌味のない子ども。