「菊、この花は?」
「あぁ、貴方は初めてこの季節に来ま
すもんね、この花は私の国花で桜と言
うんです。」
「サ、クラ…?」
「今よりもう少し温かくなれば、花び
らが舞って綺麗ですよ。」
「…今も綺麗だと思うけど?」
「満開の比ではありませんよ…では、
今度一緒に見に来ましょうね」
あの約束は守られていないまま数十年
がたち、私は一人で桜を見に行くよう
になった。
確かに菊の言う通り、満開の桜は綺麗
だ、だが…私は菊と見た桜が一番綺麗
だと思う
「…お花見しようよ、二人きりじゃな
くてもいいから…フェリシアーノやル
ート、ロウ゛ィーノ、アントーニョ、
にーにも呼んでイウ゛ァンやローデリ
ヒ、エリザベータ…リヒやナターリヤ
も来てほしいな、フランシスにも、も
ちろんギルも呼んで皆で宴会みたいな
お花見しよう?私、お酌を覚えたの、
菊にお酒入れられるようになったよ?
だからっねぇ、帰ってきて…」
私の涙はもう流れきってしまったけど
皆が貴方を過去の人だと考えても、私
はあの時を忘れないし、貴方なことも
忘れたりしないから、
「……会いたい。」
なんか、ごめんなさい。
拍手して、こんな文とか萎えますよね。
すいません。
なんやこの文は、意味わからへんわ!って方は
初音ミクの『桜の季節』
を聞いてくだされば、
なんとなく分かってくれると信じています。
次はテニスな話。