2012.09.13 Thu 22:30
運命の赤い糸なんかなくて
愛してるの囁きも
温もりをくれる包容も
そばにいてくれる体温も
全てが嘘で儚い幻
本当はそこに存在してなくて
俺という生命体も空想上のただのイメージにしか過ぎない
だから誰も気付かない
傷つく心も
嘆く言葉も
流れる涙も
ただ虚しく
誰にも聞こえぬ小さな声で
たすけて とつぶやく

[*前へ]  [#次へ]



戻る
BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
あきゅろす。
リゼ