足下の水面の波紋は広がり、歩くごとに、いえ、何もしなくてもその波紋の動きは止まることなく静かに揺れていましたと。原理など、解るはずもわりません。ただでさえ居場所と自分を見失っているのですから。そんな情景をじっと見る私を視てその翡翠の瞳の少年は三日月のように口角を上げました。



「いらっしゃい」







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翡翠の御話




少年、着ている甚平を翻し先へ進む。

翡翠の瞳は私を誘っているのか。













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