※古典単語・語法で口説こう
 07.17 23:21



 八割は適当……!



女「綺麗な星空ね……」

男「ああ、そうだね」

女「東京でこんなに綺麗な星が見られるなんて……」

男「でも、この綺麗な星空も、君に比べたら花の傍らの深山木だよ」

女「……きゅん!」


「花の傍らの深山木」
美しい花の隣に佇む、山奥の木の意味。
つまり、美しすぎるものの隣では、並の美しささえも霞んでしまうということ。







〜♪ 〜♪

女「この歌手って、本当に歌上手いわよねぇ」

男「でも、君だって上手だろう」

女「さすがにプロには敵わないわよ」

男「そうかな。この歌手がの声だとしたら、君の声はさながら御迦陵頻伽のようだよ」

女「そんな……誉めすぎよっ」


「鶯」
春にやってくるお馴染みの鳥。
春告げ鳥とも呼ばれて愛された。

「御迦陵頻伽(おんかりょうびんが)」
極楽に住むと言われる鳥で、美しい声の持ち主。故に、仏の声と例えられる。
「御」はつけない場合も。





 古典単語は、用法・用量を守って正しくお使いください。

 参考:源氏物語、紅葉賀





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