GE2RBうちの子小話。
 2018.08.09 Thu 19:29

「幼馴染み'sの中で私しか猫っぽいヤツが居ない件…フィルネさんと千歳さんはセットなのに。」

「セットて…まぁ、ええコンビって受け取っておきます。」

「私…猫なのかしら。」

「猫やないかなぁ。と言うか、ウチも猫なんや。ちょっと意外やったわぁ。」

「そうかしら?割りに猫っぽいわよ千歳。」

「そうなん?」

「どこが、と聞かれたら答えにくいのだけど…私は猫みたいと思ってるわ。」

「私からしたら、お二人は色んな意味で凄くお高い猫っぽく見えてますけどね。何かこう、雰囲気が。」

「ああ…何やろ、フィルネがお高い猫てのはちょっと分かる気がします。」

「お高いかしら…まぁ、矢吹さんは人慣れしてる庶民的な家猫みたいではあるわね。」

「まぁ、事実庶民ですし。何だかんだ親しみは持たれやすいですねぇ。」

「そう…よね。」

「フィルネ、素の言い合いで碧さんに叶う訳ないやろ。」

「別に、言い負かそうとしていた訳ではないのだけど。」

「せやろな。」

「まぁ、口だけは達者ですから。その他ではフィルネさんや千歳さんには叶いません。所詮井の中の蛙です。」

「まぁ…猫やのに蛙で例えはるんですね。」

「いや、コレは真面目な話なんですが…地味に笑顔が黒いですよ千歳さん。」

「え、そやろか。」

「え?」

「千歳は…何かアレね。実はただボーッとしてるだけなのに、意味深に何もない角を見詰めてるから周りが騒ぎ立てる猫みたいよね。」

「ああ…成る程。」

「納得してしまう自分が、何や悲しい…。」

「因みに、『井の中の蛙大海を知らず』には、『されど、空の青さを知る』って続きがあるそうよ。…そう言う意味でも、この言葉は矢吹さんにピッタリね。」

「ああ…ふふ、本当そうですね。」

「こう見ると、皆それぞれ猫っぽいんやなぁ。」


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一日遅れてハグの日に乗っかる世界猫の日。

結構まとまりがない感じになってますが、大目に見てください。フィルネが碧の事どう呼んでたか分からなくなって名字呼びに。(オイ)

サブだとルクスも猫と言えば猫なのですが、女子の中に男子一人はキツかろうと却下しました。すまんなルクス。←




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