憤り2
 2010.07.23 Fri

また憤った出来事。


パスポートの更新に行ったんですが、それに必要な写真の規定がわりと細かいので、機械で撮って「不可なので撮り直して下さい」と却下されると面倒だから写真店で撮って貰うかと写真屋さんでお願いしたんです。

撮影してくれた係の方が「歯が見えない範囲でなら笑顔でも大丈夫ですので」と説明してくれたので「なら笑わないという選択肢も可だな」と判断した私は真顔で撮影に臨んだんだすけどね。店のおじさんがね、「ちょっと口角上げてください」「もうちょっと笑って下さい」「笑って下さい」「あ、歯が見えそうなので唇ちゃんと閉じて下さい。それで笑って下さい」的なことを連呼してなかなか撮り終わらなかったです。


なら最初から「笑え」って言えよ!
「笑ってもいい」ってことは「笑わなくてもいい」とも取れるだろう!
笑うか笑わないかの選択は自由なんじゃないのか!
だいたいなんで異国で本人証明できりゃいい写真で笑ってる必要があるんだ!真顔でいいじゃん!真顔で身分を証明したっていいじゃん!なんで笑顔で証明すんだよ、私のシャイっぷりなめんなよ!人どころかカメラに向かって笑うのすらなんかやたら恥ずかしいんだからな!カメラ目線すら恥ずかしいんだからな!


そんな反抗心が芽生え、「笑えと言われたけど私は笑いたくないです」的な微妙に引き攣った顔のシュールな証明写真が出来上がりました。


…最初から「ちょっと笑ってる顔で撮影しますね」って言えばいいと思うんだ。

こんな写真が私のIDのひとつとして向こう10年も残るのか…。


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