悲しみよこんにちは
　2009.11.02 Mon

たとえばつめたい朝のなかに
微かにひかる影と残像
サイドテーブルの引き出しに仕舞った
キレイなままの銀色の鍵
戻りたい　戻れない
もうおわってしまったもの
今居る場所のどこにもなくて
記憶のなかには満ちあふれていて
日毎夜毎　ちらつく面影
戻りたい　戻れない
永遠に失われてしまったエデン
勝ち獲ったのではない
偶然にも選ばれただけ
焦げるようにしたわしい
大切に仕舞った記憶
あぁやっぱりそうだ
何処に行ったとしても
いつも過去に縛られている

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