卒業生を送る会、その後
 2017/02/25

今日は欲しかったフィギュアが手に入った、劇もダンスも成功した、部員とご飯にも行った、たくさん話した、楽しいことも嬉しいこともたくさんあった。

だけど途中、何故か通りすがりの学生2人(男)に練習していたダンスを見られていたのか、歌詞の一部を大きな声で歌い馬鹿にしてきた。
適当にあしらうとブスだのなんだのと暴言を頂いた。

全くもって不愉快だ。
ああいう人はあまり好まない。

しかし今日一番気分が落ちたのは別のことで。

もう2度と、この演劇班の部員と劇は出来ないのだと、ダンス同好会の皆と踊れないのだと、話せないのだと、ステージに立つことも、会うことも、関わることさえ無くなってしまうのだと思うと、寂しくて堪らなかった。

私は情けないことに留年だ。
もともと4年制で人より遅れているのに、だ。

あっという間だった。
気付けば私だけがそこにいるのだ。

寂しくて、辛くて、苦しくて、短かった。

ずっと続くんじゃないかと錯覚する。

でも本当に短い。

私たちは否が応でも毎日1歩ずつ進んでいるのだ。

それが嫌で嫌で堪らない。

私は今きちんと、生きているのだろうか。

来年の私は居るんだろうか。

不安しか、無い。


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