闇夜に咲く花は絶え間なく月を待ち侘びて。
ただ、此処にいるよと切ない風に揺られながら、今夜もまた仮面を被り、貴方の帰りを待つのでしょう。
闇に浮かぶ光の安らぎに心を奪われても
いつか真実の夜明けが
時に君を絶望に追いやる事もあるのかも知れない
それでも闇夜の遊園地で夢中になっている君を儚げに微笑みながら見守る誰かがいるかも知れない
その可能性がある限り
君はゆっくり目覚めるだろう
いつかその人が誰か知りたいなら
゛さぁ…閉園だよ
そんな残念な顔をしなくても大丈夫さ
また瞼を閉じればいつだって逢えるのだから
だから安心して夢から醒めるといい
君の大切な人が分かったなら
またの闇夜の夢で素敵な物語を聞かせておくれよ゛