君遠+加
 2012.07.15 Sun



「おーい、君…じ……」

「はい?何か御用ですか?」

「おい、君島…それ…」

「?…あぁ、遠野くんですか?可愛いでしょう?」

「いや、可愛いとか…そういうんじゃなくて…なんでお前の足に頭乗っけて寝てるわけ…?」

「あ、ビックリしてますか?遠野くん、たまーーにデレるんですよ」

「デレ……なんでそんな風になったんだよ」

「いえ、特別なアレは無くてですね…私がベッドで本を読んでいたら寄って来たんですよ。遠野くんは黒猫の様ですね」

「お…おぉ…」

「……あぁ、もしかして加治くんも私の膝で寝たかったとか、ですか?」

「はぁ!?」

「それとも遠野くんを膝枕したかったとか?」

「え、バカ?」

「スミマセン…私は遠野くんのものであり、遠野くんは私のものですので…」

「誰もどっちも求めてねーよ!」

「嗚呼…遠野くん…ホントに可愛らしい…」

「何言いに来たか忘れちまったよ…」






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
誰にも渡さないんだから!


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