ミュージカル刀剣乱舞〜葵咲本紀〜観劇感想
 2019.10.28 Mon 13:25



自分の為だけに感想だけ、ここに吐露しておこうと思います。
なんというか……本当に色々と衝撃的だったので、書かなくては整理出来ないからです。。



*ネタバレ注意

*腐感想注意



役名に、家康と信康さんが居た時点で「また徳川の話なんだなー」とは思いましたが、つはものみたいに違う時間軸の話だと思ってました。
そしたらまさかまさかの、みほとせの話で……まあ本当に驚きました。

みほとせの、第18場と第19場の間の話が、今回の葵咲本紀だなんて誰が予想したでしょう。
だって新しい刀剣男子が4振も居たし、つはものの前例があるしで全く思いもしませんでした……

脱線しますけど。
信康さんの事は確かに、生きてるとしたら最後のシーンで皆驚いてないから知ってたのかなーとかふっと疑問には思っても、きっと石切丸が助けたんだなとかしか思いませんでしたし、幽霊とか幻でも説明つくからそうなのかなーくらいにしか思ってませんでした…
むしろ幽霊だと思ってた、じゃなかったらあの場所に皆が居る説明つかないから…

あれ、むしろあれ実態だったとしたら、今回の話で石切丸は自分から信康さんに正体は明かさなかったけれど、あのシーンでは石切丸も信康さんがこっち側の人間になってるって理解してる事になりませんか?そこどうなんだろ?
そうなると、三日月がやってる事を少なくともみほとせの部隊の刀達はわかってるって事になるのですが…

そこそんな拘らんでもいいんだけど、私の個人的な腐った脳みその為に、そこ大事なんですよね!
石切丸が、三日月のしてる事、やった事をわかっているのか否かによって180度話は変わってくるんですよ!私の創作の!(笑)
私は基本的に原作公式ありきで創作するので、一片も取り零したくないんです!どうなのそこ!(笑)

個人的には、後からでいいから、わかってて欲しい。
そして、三日月のしてる事を石切丸はわかってあげて欲しい。
私は唯一の現存組として、三日月の守りたい想いに一番共感しうるのは石切丸だと思ってて、そうであって欲しいと願っているからです。腐った頭で。

ああ、本当に書いてたら頭の整理が出来てきましたよ。うんうん。


本線に戻ります。

冒頭から、花を手に持って「かざぐるま」を歌う村正に涙腺がボコボコにされます。そしてみほとせと続いてる物語である事にも衝撃に頭を殴られ、更には村正の手にある花が「トリカブトじゃないの…!?」と気付いた瞬間からもう、咽び泣いてました。トリプルパンチですよ、もう本当に驚いた。

村正が信康さんをすごくすごく愛していた事も驚きましたし、それ故に家康を嫌って、検非違使を心底憎んでいる所も本当に衝撃でした。
そして今思えば、みほとせ再演の時の村正の演技がああも違う物だった理由がわかりました。
葵咲本紀へと繋がる為の、あの演技だったのかーと……
太田さんへの驚きも増すばかりです。すごい役者さんだ…

でも「通りすがりの裸のおじさんとして…」って笑ってしまった、私初見だったので。
2回目以降だと、これもきっと泣けるポイントですよね…
いや、ただの変態だけども(笑)

村正は顕現したばかりでこの任務に就いて、たくさんの感情が生まれて、それをどうすればいいのかわからないという辺りの演技が本当に凄かった…
毎回、割と感情や心をテーマにしてくるミュージカル刀剣乱舞、本当に見てるこっちも感情がわやくちゃになります。難しい。
今回は個人的には村正の感情と、明石くんの感情が気になりました。あとはずっと謎の多い、この本丸の主の想いですね。
この作品、本当に難しいテーマで作られてますよね…
っていうか、脚本家の方本当に凄いな。むしろ怖い…

村正の話に戻ると、今回の村正は感情に呑まれて、信康さんの敵討ちの為にただ検非違使を倒したいと願っていた。
その為に、石切丸と同じ「危険な力」を自ら解放するのですが…

みほとせから、あの「力」が何なのかって皆ずっと気になってたとは思うんですけど。
今回、そのメカニズムみたいな物はわかった気がしますが、結局はその「力」が何なのかってやっぱりわからないような…
それはやはり、彼らが「人ではない」からこその「力」なのでしょうか。
「人間じゃないんだから」って籠手切くんにサラッと言わせてるのは絶対布石ですよね……ああ怖い。
でも、昔加州くんが言ったじゃないですか。
「物」であり、「人」である俺は、その両方を選ぶって…
……あー、まさかここで2016らぶふぇすの「物なりや、人なりや」まで話が及ぶとは思わなかった……もう本当怖い(笑)

あの「力」は人になった彼らが手に入れた感情が壊れそうになると出てくる「物」としての力でしょうか。でもそれがなんで「危険な力」なのか…ううん、やっぱり難しい。アホだから理解出来ない(笑)

村正は、意図して感情を暴発させて……その「力」で検非違使に挑んだけれど勝てなかった。
石切丸も、あの「力」で検非違使を倒す事は出来なかった。
結局の所、いつも皆と共に戦う事で検非違使を倒してるんですよね…
つまりはそういう事なんだろうけれど。
これはもう続編を待つしかありません(笑)

さて、今回のお話は本当に盛り沢山すぎて、どこから掘り下げればいいのか全くわからないので、次は新しい刀剣男士に焦点を当てて整理していこうかな。


・明石国行
めっちゃ美人さんなんですけど(笑)めっちゃ明石くんでしたね……凄い完成度。
彼の京都弁?難しいだろうなーと思いました。
関西弁とは少し違うと思うので、そんな感じなのかなと思いつつ、関西圏のライビュの私達には多少違和感はありましたね。でも京都弁はわからないので、まあそこまで気にはなりません。
彼の役割とは何だったのか。
今回のお話で一番謎なのは明石くんでした、私としては。
あの人、やる気ないやる気ないと言いながら一体何を見定めようとしてるのでしょうか…
ここも続編を待つしかありません。

・籠手切江
可愛い子でしたね。真面目そうな雰囲気も、ぴったりだと思いました。小柄ながらもダイナミックなステージは素晴らしかった。
今回の敵が稲葉江だったので、彼の役割は割とわかりやすくて良かったです。
アホなので、私。
でも、例の「人間じゃないんだから」ってサラッと彼に言わせたのは理由があるのかしらって、思ったり…

・御手杵
ビジュアルというか、立ち姿が本当御手杵でした。足長い。
かつての主に刃を向けなければならない岩融くんと同じようなポジションでしたかね。
そこに蜻蛉さんも居たので、彼等の戦闘シーンは本当に見応えあったなー。
でも今回の色んな話の中では私としては少し印象が薄かったです。

・鶴丸国永
五条なので、期待はしてましたが…予想以上でした。
まさかこの本丸での古参だったとは。しかも、かなりの。
三日月のしてる事、主の思惑、全てを楽しんでましたね。ゲームやアニメの鶴丸の印象より、かなり狸というか、思慮深いというか、そんな印象でした。
腐った感想を入れると、三日月の事かなりわかってて、ソロ曲とかも三日月の話だし、ちょっといやかなりモヤモヤしました(笑)
私は三日月×石切丸以外のカプ要素に結構嫉妬しちゃう人間なので(笑)
でも否定はしませんよ!私のがドマイナーなのは理解しているので!


そして今回のお話に戻ると、やはり外して語れないのは三日月宗近でしょう。

まさか、出演してないのにお話の中心に居るとは思いませんでしたよ。
本当、全国の三日月推しの審神者様方は息してるのでしょうか。
心配になるほど、三日月のお話でした。

最後にはまさかの映像&声出演。

麻璃央くんが普通に、葵咲本紀観劇してきましたツイしてたのを「あのやろう!」ってちょっと思っちゃいましたよ(笑)
「収録してるじゃねえか!」って(笑)

でもやっぱり、刀剣乱舞の顔は、三日月宗近なんですね。
三日月を蚊帳の外にしては語れないのですね。
それは、ちょっと嬉しいです。
私は石切丸推しだけれど、やっぱり三日月は特別だと思うので。

しかし難しい話ですね……

三日月は、様々な歴史の上でこちら側の味方を作って、歴史を軌道修正する刀剣男士達の手助けをさせている。
その役目に、悲しい役割を背負って歴史から消されていった人達を選んでいる……って感じでしょうか。そんなものではないかもしれませんが。

そして鶴丸はそんな三日月の事を、「この世界には、三日月宗近という機能がある」と言った。

様々に枝分かれしている全ての歴史上に、三日月は干渉しているという事でしょうか。え、それってすごくない?すごい大変じゃない?
よく検非違使に遭遇しないな、あの人(笑)

それにこれって、全ての本丸の三日月宗近がこんな事してる風にも思えるんですが。
うちの三日月もやってるの?私の目を盗んで!(笑)

更に、その協力者に「物部」姓を名乗らせている事も発覚しました。
これは今後の公演にすごく関わってくる大事なポイントなんだろうなと思いました。
同時に、全国の物部姓の審神者様方は息してるのか心配になりました。

私の名字が物部だったらもうしんどみが過ぎる。親に感謝するわ(笑)



今回の公演、本当に驚きの連続で……
刀ミュ第二幕って言葉の意味がわかり、同時に寂しくなったり焦ったり、忙しい公演でした。
特に、三日月推しの方たちはどれ程三日月に会いたいか。
今は、早く麻璃央くんの三日月が見たいって私も思いますよ。

次の公演はどうなるのでしょう。
歌合千秋楽の日が今から待ちきれない。

でもとりあえず、私も石切丸くんに会えるから、ドキドキしながら毎日励みたいと思います。

この、ミュージカル刀剣乱舞に出会えて良かった。
素晴らしい作品と同じ歴史を刻める事に感謝しています。

葵咲本紀、本当に素晴らしい作品でした。
最後の作品名の演出は本当に素晴らしかった。
三百年の子守唄、そして葵咲本紀……
私にとってとても大切な作品になりました。



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