猫は夢を見る?

本家 ゆるり






1st
day



合計:451

<平和で希望ある社会とは>
戦争が無いから平和とは限らない、と私は思うのです。
現に、日本は豊かな経済大国でありながら、多くの自殺者が出ています。
その実態について私は調べました。

まずこのグラフを見てください。
これは自殺者数の年度推移です。
このグラフを見て分かるように年々自殺者は増えています。
特に平成9年から自殺者はうなぎのぼりです。
平成9年、この年はバブル崩壊後の失われた十年、つまり平成不況のピークとされ、特に倒産した中小企業が増えました。



不況だとなぜ自殺者が増える?
不況だと自殺者が増える傾向にあります。
その理由として、仕事がない、家族を養えない、倒産や事業の失敗、自己破産などで社会的に復帰できない。と言ったものが主な原因となっています。

このグラフは男女別、年齢別に分けたものです。
前述したように早期退職(リストラ)などで、50歳頃なると仕事がなくなり、自殺を選ぶ人が増えるようです。
ですが、私はそこではなく、30代以下の自殺者の多さに注目しました。
30代、20代、10代、この年層は社会的にも一番の労働力、生産力が期待される、言うならば「社会の主役」とも言うべき存在です。
その存在が自殺という危機にさらされ、さらには30代以下の死因のほとんどが自殺。
その裏には、「将来への不安」や「人間関係」と言ったものがあげられると思います。
私は「若者の自殺」、「高齢者の自殺」この二つにはある共通点(・・・)があると思います。
それは、「未来を見出せない」という事です。
私は人類が何度も絶滅の危機にさらされたにもかかわらず、絶える事無く私たちの代まで引き継がれたこの血も、人類が最後まで諦めずに可能性を見出しながら生きてきた証だと思います。
「未来を見出せない」まま生きると言うのは、やりたい事が見つからない、生きている意味が無い、といったマイナスの感情にも繋がります。
一人一人が、「未来」についてもっと考えればきっと生きるべき明日が見つかる、と私は思っています。
また、その未来に対する希望がある社会作りが一番今の日本に大切だと考えます。失敗してもどこからでも、いつからでもやり直しの利く社会であれば、若者も高齢者も希望を持って生きていける。失敗しても色々なやり直しのチャンスがある社会、そこまで出来るようになって平和といえるのだと私は思います。


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