3月九日(月)は初めてバスケクラブに参加してきた。視覚障碍者用バスケというものに最近興味が出てきて、いろんな人がこのクラブに入っているし、楽しそうだなあと思ってやってみることにした。でも、正直バスケ自体あまり知らなかったし、ボールに触れたこともあんまりなかったから、どんな感じなのか不安もあった。その日の夕方、一人でラポールへ行き、受付をして更衣室で着替えた。実はここの更衣室を一人で使うのも初めてで、辿り着くまでに少し時間がかかった。着替えてメインアリーナに入ろうとした時、ともっちさんが迎えに来てくれた。ともっちさんには前の日にも会っていたから、少し安心感があった。みんなのいる場所に着いた時、ともっちさんが、「ジャニーズ連れてきたよ。」と言ったのにはびっくりした。俺がジャニーズ?どう見てもジャニーズの顔ではないのに、どういう意味で言ったんだろうね。まず最初に、シュートの時のゴールを触らせてもらった。梯子を上らないと届かないような位置にあり、場所がわかりやすいようにラジオが取り付けてあった。まあゴールの場所とかは一般のバスケも同じだと思うけど、ここまで考えられたのは凄いよな。キャプテンのココ・ナッツさんが一人で全部考えたのかな。さて、みんなが揃うまでは、ひたすらドリブル練習をした。ドリブルは基本の基本だけど、この時点で難しく感じた。最初はバウンドしているボールに触ることすらできなかったし、やっと触れたとしても真っ直ぐ叩けなくて遠くへ転がって行ってしまった。そのうちにみんな揃い、、初めての人もいるということで自己紹介をした。その日来ていたのはココ・ナッツさんとラオルミさんとともっちさん、その他に初めての人が二人ほどいた。キャプテンのココ・ナッツさんは、一番経験が長いということもあり、みんなの纏め方というかリードが凄く上手だったように思える。←上から目線だな。いや、なんといったらいいのか、今までこのクラブの雰囲気というものを全く知らなくて、今回初めて参加したけど、「はいはいみなさーん、まずは自己紹介ターイム」という感じの言い方がここ・なっつさんらしいなあと感じた。自己紹介が終わった後は、又各自ドリブル練習をした。その日来ていたメンバーの中で、正直俺が一番下手くそだった。前の日にこのクラブに入ったという人もいたけど、俺より遥かに上手で、ドリブルは余裕という感じだったね。幾ら初めてといっても、その人と殆ど経験の差はないんだから、もっと頑張らないとな。ともっちさんがとても丁寧に教えてくれたけど、なかなか上手くできなかった。やっとボールに触れるのは、もの凄く低い位置で、体はもの凄く前屈みで、、いや前屈みというよりほぼしゃがむに近いぐらい低い位置で、体を起こして高くバウンドさせようとすると、全く触れずに遠くへ飛んで行ってしまう。周りのメンバーは体を1直線に起こした状態でボールを真っ直ぐ下に叩き、見た目も綺麗にドリブルできているのだ。相当練習しないといけないと思った。基本ができないと先へ進めないからね。ドリブルの後はシュートの練習をした。ゴールがとても高い位置にあったというのと、手の振り方があまりよくわかっていなくて、上手くいかなかった。回数を重ねて少しずつ慣れていこうと思う。次にパス練習。後半はココ・ナッツさんと一緒にやったんだけど、だいぶ感覚が掴めてきたと思う。ココ・ナッツさんも丁寧に教えてくれて、とてもわかりやすかった。最後に又ドリブルをやった。やっぱりこれ、間が空くと忘れそうだから、自分でも練習しないとな。ボールを買った方がいいかもしれない。そうこうしているうちにあっという間に終わりの時間になった。受付にボールを返しに行き、着替えて、ロビーで集合した。反省会の前、ココ・ナッツさんが俺に手作りのキウイクレープをくれた。なんか申し訳なかったなあ。クラブに来させてもらって、色々教えてもらって、その上お菓子まで貰っちゃった。その場で食べようか迷ったけど、帰ってから食べることにした。でもそのまま鞄に突っ込んだらべたべたになる。生のキウイだからね。運よくビニール袋を持っていたからそこに入れた。反省会では俺が感想を言った。全く知らない状態から始めて、俺にもできるのか不安だったけど、みんなが優しく教えてくれたから、とても楽しいと思えた。行って本当によかった。さて、シャトルバスに乗り、新横浜の駅でみんなと別れた。みんな、ほんとにありがとう。そしてココ・ナッツさん、丁寧に教えてくれて、更に素敵なクレープをありがとう。又参加したいな。そして、できることならメンバーにもなりたいなと思う。