愛してる
お前が好き
さっきから
「ホロホロ、ホロホロ!!!」
「ん・・・、蓮?」
目を覚ますと、蓮がいた。腕を組んで仁王立ちしていた。
「貴様、俺の話を聞いていたか?」
「・・・いいえ。」
「・・・まあいい。やる。」
「ふぇ?」
渡されたのは小さな包み。開けると・・・
チョコレートが入っていた。
「蓮、コレ・・・」
「かっ勘違いするな!買ったのはいいが、食えずじまいになってしまっただけだ。別に、貴様の為ではない。」
素直じゃねえなあ
俺はそう思いながら、蓮と一緒に夕暮れの道を歩いていった。第2章 ホロ蓮
第3章
あとがき
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