烏と兎
2010/06/06 Sun
烏と兎
作詞・作曲:骨盤P
唄:初音ミク
翡翠染まる木々と
ただ二人紡ぐ言葉
袖の時雨と混じり
溶ける日々に折鶴一つ
今交わす視線二つ
まだ残る胸の音
ぽつりぽつり雫、調べ
零れるのは誰の所為?
突き刺さる胸の痛みに安らいだ私は
恋に溺れて身を裂く渦中の兎で
嗚呼、消えてしまう前に
どうかどうか、貴方は微笑んで
「硝子細工は
壊れてしまうからこそ美しい?」
編んだ白詰草の花言葉
枯れた一片まで
拭う指の温度
衣擦れの囁きも
浮かび沈む水面の舟
乗せた願い届かずに
身を焦がす熱情の火に灰と化す貴方は
泡沫の常を呪う火中の烏で
嗚呼、消えてしまうけれど
「どうかどうか、貴女は…」
唯一つの想い叶わずに終わる二人
朧げな夢を見てた烏と兎ね
「さよなら」
全て消えるけれど
きっときっと、二人は此処に居た
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