サンプル描写 今/吉/翔/一(同級生、切甘)

何や、どないしたん?こんな遅まで。早帰らなアカンで。(夕闇迫る窓の外を眺め明日までに提出しなければならない課題を教室に忘れてしまい薄暗くなってしまった廊下を一人歩いて教室へと向かっていき自身のクラスに着き扉を開けると薄暗くなった教室の中で一人佇み窓の外を眺めている見慣れた後ろ姿を見遣り少しばかり目を見開き驚くと、ゆったりとした口調で話し掛けながら自身の席へと向かい課題を取り出すと鞄の中へしまい相手に向き直り一人で帰らせるのは危ないなと考え一緒に帰らないかと提案しようと口を開きかけるも静かに嗚咽を漏らすことなく涙がぽたぽたと頬を伝い落ち机の上を濡らしている相手の様子に何事だと慌ててハンカチを取り出しそっと目の前に差し出せば、ぽんぽんと優しい手付きで頭を撫ぜ眉を下げ悲しそうな表情を浮かべたまま優しい声色で言葉を紡いでいき)ちょっ、な、何で泣いとるん?!ほら、ハンカチ貸すから涙拭き。何があったんか分からへんけど、話なら聞くで。ワシでええなら、やけどな?それに女の子は涙より笑顔の方が似合うしなぁ。


ら/っ/だ/ぁ(同業者、ヤンデレ)

ねぇ、何で俺の傍に居てくんないの?お前は誰のものか分かってる?俺だよね?俺だけでしょ?なのになんで他の男に尻尾振ってんの?(相手は誰に対しても優しく朗らかで愛想が良い為色んな男が群がっては声を掛けられるという事が多くなりどろどろとした黒いものが胸中に溢れかえり自分は相手の想い人で愛されているはずなのに湧き上がるこの何とも形容しにくい感情は何処へ逃がしていいのか分からず結局相手に詰め寄るような形で低く唸るような声色で問い掛けるものの、言葉を濁して"怖い"だと宣う相手を鋭い双眸で見遣り荒々しい舌打ちを零してやっぱり身体で分からせるしかないのかそれとも自分の傍から離れないように閉じ込めて誰の目にも触れさせないようにした方が良いのかと思案すれば結局は両方が一番手っ取り早くそれが良いと自己完結させ双眸を妖しげに歪ませて優しく甘い声色で言葉を紡いでいき)…チッ、はぁ。お前が誰のものか分かってないみたいだから、この部屋から出ることは許さない。ずっと一生俺に囲われてればいいよ。大丈夫、ちゃんと優しくするから。良い子にしてれば…、ね。身体にも分からせてあげるから、覚悟しといて。お前でも理解は出来るでしょ?



描写数は平均150〜250を行ったり来たりします。筆が乗ると350〜3000と長文です。

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