「っ…なんどすかこれは…ッ」
目が覚めると自分は服を身につけずに、
磔のような形でベッドに縛り付けられていた。
心なしか頭がクラクラする。
「あっ?気がついた、椎名」
「ッ…ハクメはん…なにを…」
声がうまく出ない。
下半身に熱が溜まって生理的に涙が出る。
これは…
「気付いた?」
「いつ…ですか…」
「んー?ミネラルウォーター」
あはは、と笑われる。やられた。
いつもハクメの冷蔵庫にある水を勝手に飲んでいた。
それにクスリを混ぜられたようだ。
「ちなみに合法ドラックじゃないよー」
「合法で失神したら合法じゃないどすもんねぇ…ッ…」
「それに媚薬を少々」
そして彼はワイシャツを脱いでにやっと笑った。
「普段の仕返しってことで」
「ッぁっ!!」
衝撃。頭を踏まれる。
薬を入れられているので痛みは感じない。
かなり強く踏みつけられたのに、その痛みすら快感に感じられる。
生温かい液体がたれる、血。
「気持ち良いでしょ」
そう言ってハクメは私の口の前に足を突き出す。靴のまま。
「舐めて」
言われるがままに靴を舐める。
コンクリートの味。それと頭を踏みつけられた時の血の味。
そのまま足をぐいぐい口に突っ込まれる。
血の味。唇の端が切れたようだ。
「っん…っっ!ハクメはん…やめっ…」
手と足を縛られているので全く抵抗できない
「椎名がそう言うならやめるよ」
口に押し込まれた足がぬかれる。
微かに痛みを感じる。口が裂けてなければいいのだが…。
「椎名、濡れてるね」
「っは…くめはんが…薬をっ」
「流石、よく喋れるね」
正直喋るのもキツい。今すぐイってしまいたい衝動。
「じゃあコレはどうかな?」
「ッッぁあっ…!!」
「へぇ、処女じゃないんだ、椎名」
「ッ…ハクメっ…何を…ぁっっんっ」
挿入される異物感と異常な快楽。
「直接薬イれたんだよ」
「ッあ…っんぁっ…あっあっ」
喋ろうとすると全て喘ぎ声に変わる。
目も開けてられないほど、いれられたソコが熱い。
涙がにじみ出る。
「イきたい?」
「っぁ…は…くめ…ッッ」
「まあそりゃあ喋れないよねー」
「足でシてあげるよ」
「ッ!!」
裸足になって、足で弄られる。
それほど触られてないのに達してしまう。
「うわぁ椎名早漏だねー」
視界が歪む。真っ青。
何もかもが分からなくなって、快楽すら感じられるかどうか。
ただそこで彼の声がはっきりと聞こえた。
「今日一日は俺の玩具だよ、椎名」